* ゆめペディア *

* はじめに *

ここは、ききやまさんが作成したフリーゲーム「ゆめにっき」に関する様々な考察をするページです。
ゆめにっきは全体を通して不気味で意味不明な世界観を持っていますが、一方で
謎の多い主人公、衝撃的なエンディングなど、その背景を考えずにはいられなくなるゲームです。
それゆえ様々な考察がユーザの中でされてきました。
その様々な考察について、薙が知る限りを纏めてみようというのがこのページです。

* 注意 *

ゆめにっきのストーリーやエンディングはプレイヤー1人1人が考えるものです(だと思っています)。
なので、ここに書いてあるものが全てだとは思わないで下さい。
ここに書いてある考察以外で「●●はこういう意味を持っているのでは」等の独自の考察をお持ちの方は
ぜひ、薙までメッセージをお送り下さい。
そう思う理由など細かく添えていただければ、記事に反映させていただきます。

また、余計な先入観を持たないため、ゆめにっきのありのままの世界観を感じるためにも、
これからゆめにっきをプレーしてみようとお考えの方は
このページを見る前に一度、ご自分でプレーしてみることをお勧めします。

性質上、エンディングなどのネタバレも含んでおりますので、ご了承のうえ閲覧してください。

* 目次 *














* 概要

 数字の世界の床に唯一書かれた「数字ではない」文字。
 踏むことで、床一面がああああああああああああああと埋め尽くされる。

* 考察

 これが何を表すのかの考察は少ないが、薙が気づいたのは、これが数字の世界に限らず、
 ゆめにっき全世界において唯一の「数字ではない」文字なのではないだろうかということ。
 これ以外は、FC世界の住人のセリフも含め、文字と呼べるものは数字しか出てこないのでは?
 なぜ夢の中には文字が極端に少ないのだろうか。

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赤クラゲ

* 概要

 赤いクラゲのような、たまねぎのような、風鈴のような、形容しがたい存在。
 チェックすると「ちりん…」と、良い音をならして揺れる。
 ★ほうちょう★で刺せない。

 死体さんの近く(といっても数マップ隔てているが)に2体存在しているほか、
 エンディングの後、最後に出てくるのがこのキャラクターである。

* 考察

 何といっても、窓付きの死後に出てくるのが印象に残る。
 死体さんの付近にいることからも、死と何らかの関係があるのは間違いなさそうだ。
 直感で考えるなら、死者を黄泉へと送る使者といったところだろうか。
 あるいは、ただ死者の近くに寄る性質があるのだろうか。
 どちらにせよ、このキャラクター自体に意思があるようには見えない。
 死者のもとへ何を考えるともなく自然と集まるのだろう。

 こいつが死者を白黒の世界に連れて行ったりするんだろうか。

赤の王様

* 概要

 数字の世界、キュッキュ君の先にある扉をあけると、ノイズの中に顔が映ったような
 恐怖映像が流れ、強制起床となる。

 この赤の王様が居る扉は、マイルームの扉と同じであるのは有名。

* 考察

 マイルームと赤の王様の部屋の扉が同じ、つまり
 窓付きは現実世界扉の外に、赤の王様と同じくらいの恐怖を感じている。
 という考察はもはや定説のように言われている。

 薙もそう考えている。

 一説では、赤の王様とは父親のことで、親から虐待を受けた窓付きは扉の外に対して
 あのような恐怖を感じているとも言われている。

浅瀬

* 概要

 雪の世界のかまくらから行ける。
 淡いピンクを基調とした落ち着いた雰囲気の世界で、各所の風船をチェックすると
 ワープすることができる。基本的に1本道で、水の中は広いが分かれ道は無く、
 元きた道を戻らなければ必ずポニ子の家に到着する。

 通り道にY字型のオブジェがあり、よくY染色体と言われる。

 水の中では移動速度が半分になり、★かえる★を使うことで通常速度で移動できる。
 が、★じてんしゃ★でも移動速度は倍の半分、すなわち通常速度なので、
 結局★じてんしゃ★があれば★かえる★は要らないことになる。

* 考察

 落ち着いた世界、という意味では随一。
 その世界観から、しばしば胎内と言われる(水は羊水)。
 この場合、窓付きの胎内という解釈が多いようだ。
 奥に居るポニ子は窓付きの娘という解釈が出来、ウボァ化は堕胎を表すとも考えられる。

 少なくとも落ち着いた世界なのは間違いなく、その後のウボァとのギャップも含めて、
 窓付きにとっても何か予想外な出来事が現実にあったのかもしれない。

椅子

* 概要

 現実のマイルーム、及び夢のマイルームに存在する椅子。
 現実の椅子はチェックすることでゆめにっきをつける(セーブする)ことができ、
 夢の椅子はチェックしてから下向きにチェックしなおすと★座ったまま移動★できる。
 移動速度は歩くより遅い。速そうなのに。

 この椅子、様々なバグの温床となっており、エフェクトを使ったまま座ったり、
 座ったままエフェクトを使ったりすることで色々できたりできなかったりする。

 また、夢の世界には他にも座れる椅子がいくつか存在しているが、ここでは扱わない。

* 考察

 メタなことをいうと、バグの元になるなら実装しなきゃいいのにと思うが、
 ききやま氏は修正パッチを作成してまでこの椅子移動を実装なさった。
 そこまでして実装すべき何かがあるのか…?大事な理由が…

 この椅子移動を実装する理由が窓付きの正体の鍵となるのかは分からないが、
 椅子に座ったままFC世界に行くとどうなるんだろうとか色々疑問のつきないイベントである。

ウボァ

* 概要

 ポニ子の部屋の電気を消すと低確率でポニ子がウボァに変化する。
 同時に家具などが目玉を思わせる模様に変化し、BGMも攻撃的なものになる。
 ゆめにっき屈指のドッキリイベントでありトラウマメーカーである。
 その外見は独特で、黒を基調とし、白く大きな顔があるのみである。

 触れると「ドン」という音とともにウボァの顔が変形。
 白黒の世界に飛ばされる。→クシャッ

* 考察

 ポニ子の心の暗部、あるいは窓付きからみたポニ子の負のイメージという解釈がほとんど。
 友達と思っていたポニ子に裏切られたといった考察が多い。

 薙の考察においてはどちらかというと、ポニ子を窓付きが裏切った解釈である。
 ポニ子の考察を参照。
 また、ウボァに触れた際のイベントでは、窓付きはウボァを殴り殺したと見ている
 (素手なのか、そのへんの電気スタンドとかで殴ったかは分からないけど)。
 触れた際に音が鳴り、ウボァの顔が変形するため。
 死んだと考えたのは、白黒の世界へ飛ぶため。

 一見、ウボァに触れると飛ばされるのはウボァから干渉を受けたように見えるが
 ウボァの顔が変形するのを考えると、窓付きがウボァにナニカしたと考えられそうだ。

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★ウンコヘアー★

* 概要

 宇宙船に向かう途中の機関室にて入手できる。
 ★ロングヘアー★、★ブロンド★と同じく大口の化け物から入手できる。
 テンキー1を押すとハエが出現する。一見お遊びのエフェクトに見えるが、
 ハエは画面外に出ても消えないため、広く目印の少ない場所では設置しておくと
 目印として機能させることも出来る。

* 考察

 単なるギャグのようでもあるが、どうも薙には、トイレでいじめられた過去を
 表しているように見えてならない。

 薙の考察は大きく分けて2つ。

 1つは、★ウンコヘアー★が窓付きとは別の人物であるパターン。
 この場合の考察は★ロングヘアー★、★ブロンド★と同じく、窓付きの
 いじめっこメンバーの1人であるという解釈。上記2人と同様に、窓付きの恨みが
 大口の化け物を生み出し、いじめっこを食べたという考え。

 もう1つは、★ウンコヘアー★が窓付きであるパターン。
 そう考えた理由は前述の通り、トイレでいじめられた経験があるのではと思ったから…
 というのもそうだが、★ブロンド★、★ロングヘアー★と異なる点がいくつかあるからである。
 1つは、単に取得できる場所が違うということ。特に、★ウンコヘアー★が取得できるのは
 セコムマサダ先生の近くである。つまり、窓付きはいじめられた後、セコムマサダ先生のもとへ
 逃げ込んだのではないだろうか。もう1つ、他のヘアーエフェクトと違うのは…
 ★ウンコヘアー★の大口の化け物だけが、窓付きに近寄ってくるのである。
 これは単なる親近感からか、それとも窓付きを食おうとしているのか…これは注目すべき点である。

 見た目はギャグだが考えれば考えるほど奥深いエフェクトである。

エフェクト

* 概要

 特定のキャラクターをチェックすることで得られる、
 ほかのRPGでいうアイテムや装備品のようなもの。
 身に着けるだけで効果が現れるものもあれば、1キーなどでアクションを起こすものもある。

 その種類と用途は多岐にわたり、ゲームの進行に役立つものもあれば
 進行に直接影響しないがキャラクターの外見が変化したり特別なイベントが見られるもの、
 ゲーム中では全く使いどころのないエフェクトもある。

 24種類存在する。
 扉の部屋でのみエフェクトを「捨てる」ことができ、捨てると卵として置かれる。

* 考察

 それぞれの効果と考察については、各種リンクを参照して頂きたい。

 エフェクト自体に関する考察は多くは無いが、しばしば、エフェクトは
 窓付きの希望を表していたとも言われる。それを全部捨てることがエンディングの条件となる。

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エンディング

* 概要

 飛び降り自殺のこと。
 夢の中で集めたエフェクトを卵にして全て捨てると、現実世界のベランダに
 階段が出現する。階段を上り、ベランダから飛び降りることでエンディングとなる。

 ちなみに、エンディングのあと、1キーまたは3キーを押すと音を鳴らせる。

* 考察

 ゆめにっきの世界やキャラに大した意味は無い、と考えている人も多いようだが、
 このエンディングだけは考えさせられてしまう。
 窓付きが死ななければならない理由が全く説明できなくなってしまうからだ。

 多くの考察では最終的に、現実で辛い境遇にあった窓付きはとうとう
 夢の中でも悪夢続きで居場所を失い、死を決意するというところに帰結する。

 別の説では多少解釈が違うが、窓付きが死ぬという点ではほとんど合致する。

 窓付きが夢遊病者であるなら、最後は空を飛ぶ夢を見たなどして眠ったまま飛び降りるとか。
 窓付きが事故で重症であるなら最後は結局治療の甲斐なく助からずこの世を去った、
 その描写が飛び降り自殺であったとか。

 その中で唯一、夢中夢説では、窓付きの死を回避することが出来る。
 夢中夢説では、飛び降りがそもそも夢なので、現実ではベッドから転げ落ちただけだった、
 といったオチで窓付きを助けられる。悪夢ばかり見ていた窓付きは相変わらず
 現実で辛い立場にあるのかもしれないが、それでも、生きているならば、
 懸命に生きて欲しいと薙は願う。

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大口の化け物

* 概要

 ★ブロンド★、★ロングヘアー★、★ウンコヘアー★を所持するキャラクター。
 下水道の先にいる、窓付きを丸呑みにする赤い顔も大口の化け物といえば
 そうなのだがここでは扱わない。

 外見とあまりかかわりの無いエフェクトを持ち、なぜか付近には必ず血溜りがある。
 また、★ウンコヘアー★だけが他2つと違う場所(機関室)に居り、
 窓付きに近寄る動きをする。★ウンコヘアー★以外の2匹は壁画の世界に居り、動きもランダム。

* 考察

 他のエフェクトと違い、エフェクトとキャラクターの姿にほとんど関連性が見られない。
 そして付近には必ず血痕が残っているが、あなたはどう考えただろうか?

 また、上記の通り★ウンコヘアー★だけが居場所、動きともに他と違うので、
 そのへんを考察してみると面白いのではないだろうか。

 薙の考察は★ウンコヘアー★など各種エフェクトにて。

★おに★

* 概要

 エフェクトの1つ。窓付きが鬼となるが、鬼というより雷様である。
 このエフェクト単体では何もできないが、★かさ★で雨を降らせていると
 雷を鳴らすことが出来る。
 この雷自体も特に意味はないが、黒い背景に黒いキャラクターが多いこのゲーム、
 ★おに★で雷を鳴らすことでキャラクターの輪郭が見えることがよくある。

 目玉の世界の血を吐いている顔に髪があるのも、
 暗闇の世界の床に模様があるのも、このエフェクトがあれば一目瞭然。

* 考察

 ゆめにっき考察においてかなりスルーされているエフェクト。
 誰もこのエフェクトについて考えてはいないのか。

 実際、考えてもこれといったものが浮かばない。

 鬼といえば「鬼に金棒」というくらい、強さの象徴。
 窓付きは強い存在になりたかったのだろうか。

温泉さん

* 概要

 荒野の世界にぽつんと建っている小屋の中で、お湯を汲み上げている。
 ★ほうちょう★で刺せるのでれっきとしたキャラクター、らしい。
 刺すと色が変わり、汲み上げが止まるが音は止まらない。
 あの音は汲み上げの音ではない、らしい。

 ちなみになぜかこの小屋は暗いので★でんとう★を使わないとよく見えない。

* 考察

 このキャラクターに関する考察は全く見かけない。
 薙にも何の意味があるのかさっぱり分からない。
 誰か考えて

階段

* 概要

 キュッキュ君のいる階段、FC世界の家の階段、FC世界のダンジョンの階段など
 ゆめにっきにも様々な階段があるが、ここではベランダに出現する階段を扱う。

 エフェクトを全て取得した後、全て捨てて現実の世界のベランダに行くと突如出現する。
 その階段で窓付きはどこへ行こうというのかね。

* 考察

 素朴な疑問がある。あの階段、なんで突然出てきたのか。
 現実の世界のベランダに元々あんなものは無かったのだが、突然現れる階段。
 窓付き以外の人間は居ないはずだし、夢の世界じゃないんだから勝手に現れるなんてことは…

 もっとも、これは単なるゲームの演出だとすることはできる。
 元々そこにあったのだが、エンディングまでは不要なので見えないようになっていたとか。
 RPGで民家にトイレや風呂が無いのと同じ理由だ。
 RPGでトイレに関するイベントがある場合だけ、その家にトイレがあったりする。

 ただ、そうではなく、本当に無かったはずのものが出現したのだとすると色々な解釈ができる。
 超常現象だったかもしれないし…
 現実だと思っていた世界は実は夢だったかもしれない。つまり夢中夢である。
 窓付きの幻覚の一種だったかもしれない。

 どう思う?

顔絨毯広場

* 概要

 何か、動物の顔のような模様が床に描かれた世界で、窓付きの身の丈を超えるトゲが散在している。
 地獄の門番と発狂鳥人間がいる。
 一応、入り口と出口が存在するが、どちらも同じ場所(森の世界)に繋がっている。

* 考察

 マップに関する考察は少なく、この場所も例外では無い。

 一応、薙の解釈では発狂鳥人間がいるため窓付きの自害の可能性を感じる場所である。
 トゲ…何かアイスピックのようなもので自殺を図ろうと?
 地獄の門番がいるのも、どこか死をにおわせる場所ではある。

火星

* 概要

 宇宙船墜落イベントで不時着するステージ。
 キャラクターやオブジェクトらしきものは見当たらず、土色の地面に岩が転がっている。
 一本道で、進むと山があり、山頂の穴の中には火星さんが佇んでいる。

 山頂で★ねこ★を使うとたまにUFOが飛んでくる(35体まで増やせる)。

* 考察

 火星そのものへの考察はほとんど見かけない。
 ただし、その先の火星さんはゆめにっき考察において随一の人気者である。

火星さん

* 概要

 ★こびと★を使って火星山頂の穴に入ったその奥で佇んでいる、
 青を基調とした独特の色をした、1つ目、1本脚の大きなキャラクター。
 チェックするとピアノの音色が聞こえる。
 目からは涙のようなものが流れ続けている。
 その涙は★しんごう★でも止めることは出来ない…

 ★ほうちょう★で刺すと、目の色が変わり、刺した部分に傷が残る。
 包丁で刺しても姿が変化しないキャラクターは他にもいるが、
 傷が残るのは非常に稀である(火星さんだけではない)。

 また、火星さんのすぐ近くには謎の機械のようなものがある。
 場の情景から、壊れているのだろうかと思わせられるが…

* 考察

 ゆめにっき考察において頻出するキャラクター。

 まず言われるのは、確率イベントを数回こなし、エフェクトを駆使して
 ようやく来れる部分であるため、夢の最深部、つまり窓付きの心の根底にあたるのが
 火星さんなのではないか、ということ。

 そして、火星さんは常に泣いており、刺すと傷が残る。
 これは窓付きが、癒せない心の傷を負っているのではないか、ということを示すと。

 この2つはかなり頻繁に出てくる考察である。

 薙も概ね、そう思う。ついでに言うなら、近くにある機械は事故の現場を
 表しているのではないかと見ている。事故でモノ子を失い、窓付きは泣いたのだろう。
 また、現実には泣いていなくとも心は今も常に泣いているのだろう。

かまくら子


* 概要

 雪の世界のかまくらが5つ並んだ場所、そのうちの1つで膝を抱え、眠り続けている。
 ★ねこ★を使うことで寝ぼける描写がかわいらしいが、それ以外の反応は一切返さない。

* 考察

 よく「窓付きと似ている」といわれる。
 膝を抱えて眠る画は似ているが、外見自体はそれほど似ていない。

 統計を取っているわけではないが大きく「窓付きそのものである」か「別人」かで分かれる。

 窓付きそのものであるとする場合、理解者がおらず1人ぼっちで孤独であるとか、
 小さい頃、遊び相手がおらず1人で遊んだ記憶があるとか、
 社会的、精神的に孤独だったという解釈が多いようだ。

 窓付きと別人だとする解釈も多いが、どういうポジションだったかの考察はあまり見かけない。

 唯一、薙が見かけて共感したのは、かまくら子は「いじめられている窓付きの助けを呼ぶ声に
 応えてあげられず無視してしまったクラスメイトである」という解釈。
 かまくら子が夢の中で眠っているのは、実は寝たフリだったのではないか、としている。
 しかしかまくら子が窓付きを助けなかったのは無視したのではなく、
 彼女の勇気がほんの少し足りなかったからなのかもしれません。

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カリンバ

* 概要

 夢の中のテレビをつけるとたまに流れる。
 画面にオレンジや赤の模様のようなキャラクターが流れ、軽快な音楽が流れる。

 このカリンバというのは公式名称で、ロングバージョンも作られている。

* 考察

 このイベントが窓付きの何を表すのかという考察は見た事が無い。
 恐らくは意味がないものと思われるが…?

ききやま

* 概要

 呼び捨てにするのがはばかられるくらい偉大なる人物、ゆめにっきの作者様である。

* 考察

 しばしば「こんなゲームを作るなんてどんな狂人なのか」といったことを言われるが、
 エンディングを見たとき、この考えは改められることとなるだろう。

 名作を生み出したわりにあまり活動的ではなく、作者については謎に包まれており、
 様々な噂が飛び交っている。本当のゆめにっきの作者は既に死んでおり、ききやまとは
 後から作者のポジションについた影武者だとか。

 「崎山」「笹山」などが本名ではという説は割りと多い。
 「井山」(キキ山)という珍しい考え方も。

強制起床

* 概要

 イベントの1つ。通常、テンキー9で頬をつねることでのみ夢から覚められるが、
 一部のイベントはテンキー9を押さなくても強制的に夢から覚めてしまう。
 具体的には、赤の王様、FCバグ、空中散歩(イベント中に飛行解除)の3つ。

* 考察

 それぞれ微妙に目覚める理由が異なっている。
 赤の王様は恐怖、FCバグは続行不能、空中散歩は現実世界でベッドから落ちたから、だろう。
 特に、赤の王様から強制起床した窓付きの恐怖は想像を絶するものだったのではないだろうか。

ギロチン部屋

* 概要

 数字の世界のベッドルームから行ける場所。
 攻撃的なBGMと暗い世界の中、発狂鳥人間が複数襲ってくる。

 また、一定確率でギロチン大部屋になり、発狂鳥人間の数が4倍になる。
 マップの広さも4倍。

 ギロチンが1つ置かれており、チェックすると★なまくび★が手に入る。

 各所にタンスも置かれており、どれか1つだけがベッドルームに繋がる出口となっている。

* 考察

 薙の考察においては、この部屋自体が何を表すというわけではないが、
 発狂鳥人間が窓付きを捕まえに来る理由を考察する手がかりの1つである。
 発狂鳥人間が窓付きに危害を加える存在なら、窓付きを捕まえたあと
 そこにあるギロチンで首を落とすなりすればよかったのだが、そうはしなかった。
 鳥人間は窓付きに危害を加える存在ではないはずなのだと考えている。
 詳しくは鳥人間、発狂鳥人間の項目にて。

空中散歩

* 概要

 デパート屋上にて★まじょ★を使うことで見られるイベント。
 ほうきにまたがってビルから飛び、町を見下ろしながら空を自由に飛びまわれる。
 先になにかがあるわけではないが、窓付きの見る夢の中で最も明るく楽しげなイベントである。

 テンキー1を押して飛行を解除すると窓付きが落下してしまい、ドン★という音とともに
 現実の世界でベッドから転げ落ちるかわいい窓付きを見ることが出来る。強制起床の1つ。

* 考察

 前述の通り、ゆめにっきで最も明るいイベントである。
 つまり、暗く辛いことしかなかった窓付きが唯一、このイベントには希望を感じていた。
 と考えて差し支えないはず。

 空を飛ぶ夢というのは比較的ポピュラーであるため、単に窓付きが楽しい夢を見て、
 「生きていれば楽しいこともある(楽しい夢も見られる)」
 ということを実感させるイベントだと捉えることも出来るが、薙はもう少し考えた。

 空中散歩は飛び降り自殺の暗示だったのではないだろうか。
 建物の高所から飛ぶという点では同じ。落下するかしないかの違いだけだ。
 窓付きは、飛び降り自殺してしまえば、様々な嫌なことから開放されるという後ろ向きな希望を
 持っていたのではないか。一番明るいイベント、つまり窓付きが現実に一番やりたいこと…
 それがエンディングで実現した…そういうことだと考えている。

空中庭園

* 概要

 荒野から行ける場所。別に空中という描写は無いのだが、
 空にも続かんばかりの階段を登った先にあるため空中にある気がする。
 見た目は特に奇妙なことはなく、背の低い電灯の灯った夜の公園といった感じ。
 なかなか落ち着いたムーディな場所で、カップルのデートにお勧めでございます。

 緑青っぽい謎の生物がいるが。
 こいつに触れるとワープして逃げられるが、同マップにいるので探せば見つかる。
 ★ほうちょう★で刺すと必ず100円が手に入るので乱獲されることも。

 奥に進むと崖があり、顔のない人が3人、夜景を見下ろしている…のか、
 その上に飛んでいるUFOを見ているのか。
 ★ほうちょう★を構えると人がわらわらと逃げるのが面白い。

 その横に公衆トイレのようなレンガ作りの建物がある。

* 考察

 リアルな描写のある世界が窓付きの体験した世界だとするなら、
 窓付きは夜の公園を歩いたことがあるということになる。
 そこで窓付きは何をし何を見たのか。

 この世界は比較的落ち着いた場所であるので、窓付きにとっても安らぐ何かがあったのだろうか。
 部屋に引き篭もる前、夜の公園のベンチに座って1人、考え事なんかをしたのかもしれない。
 そして暴漢に犯されたとか
 犯されちゃぁ、夢であんな良い雰囲気になりませんよね。

クシャッ

* 概要

 ウボァに接触した際にウボァが変化した姿。ないし、変化すること。
 どこが目とも口とも区別しがたい様相になるが、なんとなく
 殴られて変形したようなイメージ。

 また、これと同時に、白黒の世界のループマップに飛ばされる。
 これは発狂鳥人間にも近い要素であり、発狂鳥人間を敵とするなら
 ウボァも敵と言えるかもしれない。

* 考察

 ポニ子やウボァに関する考察、ウボァ化するいきさつの考察は散見されるが
 その後の展開に関する考察は少ないようだ。

 少数派の「ポニ子は窓付きのお腹の子供説」を取り上げると、
 ウボァ、およびクシャッは堕胎の暗示であり、白黒の世界に飛ぶのは
 お腹の子供が死んだことを表す。このマップで歩くとザブザブと音がするのは
 血かナニカかもしれない。

 薙の解釈では、窓付きはウボァを殴り殺したと見ている。
 窓付きはポニ子のことをついに信じられなくなり、その心がウボァとなって
 夢に投影された。窓付きはそいつを殴り殺し、ポニ子に絶縁状を叩きつけた。
 つまり、ポニ子との交友を自ら諦めたのである。
 ポニ子が本当はどう思ってくれているかを確かめもせずに…。

 死の世界に行ったのはポニ子ではなく、ポニ子との友情である。

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暗闇の世界

* 概要

 扉の部屋から行ける、文字通り真っ暗な世界。
 全くの真っ暗ではないので、モニターの明るさを調整したりすれば何とか見える。
 また、★でんとう★を使うことで窓付きやキャラクターなどが見えるようになる。

 密かに床に模様が描かれており、こちらは★でんとう★を使っても見えない。
 ★おに★で雷を鳴らすとハッキリと見える。

 また、おばけのようなキャラクターが窓付きを追いかけてくるが、
 害は無く、かまってちゃんのようで一部のプレーヤーに萌えられたりしている。

 関連項目は★ほうちょう★、荒野の世界など。

* 考察

 世界に関する考察は少なく、この世界も例外ではない。

 薙が気になるのは、★ほうちょう★が落ちている場所の床の模様、明らかに手である。
 無理やりな考えかもしれないが、これはリストカットを表しているのでは?

 もちろん、ただ「包丁を手にした」と取ることも出来るが…

 ★ほうちょう★に関して、ただ包丁だけを考えるのではなく
 「なぜ暗闇に落ちているのか」なども考えると、より面白い考察が出来るかもしれない。

黒猫

* 概要

 デパート屋上にいる黒猫。
 ふだんは窓付きの手の届かないところにいるが、低確率で下に居り、
 その際は窓付きとの心温まるシーンを見ることが出来る。
 といっても特別なイベントはないが、★ねこ★とは違う特別な鳴き声を聞ける。

 ★ほうちょう★を持つと目が輝く。

* 考察

 窓付きは、猫に対しプラスイメージを持っていたのでは、と推測する。
 デパート屋上というステージ自体も窓付きのプラスイメージの集合体だと
 みているが、その中に極めてまともな外見で存在しているのは、少なくとも
 マイナスイメージを持っていたようには見えない。

 一番素直に考えるなら、窓付きは単に猫が好きだった、ということだが…
 もう少しイベントかナニカがあればストーリー仕立てで考察できるのに。

現実

* 概要

 現実。夢ではない場所。夢を見ていない状態。
 ゆめにっきが始まる場所であり、ゆめにっきが終わる場所。

 行動範囲はマイルームとベランダのみと、非常に狭い。
 扉を調べると首を振る。テレビはカラーバーしか映らない。
 机を調べるとセーブする(椅子に座ったまま移動はできない)。
 ファミリィゲームを調べるとNASUをプレーできる。
 ベッドを調べると3秒で夢の世界へ行くことが出来、
 条件を満たせばベランダでエンディングとなる。

* 考察

 ゲーム上で「現実」と明記されているわけではない。
 遊び方の説明にも「マイルーム」や「ゆめからさめて」等の表現がされている。
 実際、現実離れした世界のようにも見える。

公衆トイレ

* 概要

 空中庭園にあるレンガ造りの建物。
 ブロックの世界や落書きの世界のトイレと区別するためにこの名前で解説する。

 外観や場所から公衆トイレのようなイメージがするのでこう名づけたが
 中はトイレではなく、暗闇の一本道。その奥にはスズランのような花が
 たくさん咲いており、調べると「ちりん…」と音を鳴らす。
 この音を聞いて外に出ると、別の世界へと進むことができる。
 花を2回調べるとまた空中庭園に戻り、3回調べるとまた別の世界へ…と
 出口は交互に入れ替わる。

* 考察

 トイレに行くことを花摘みに行く、というのはネットスラングだが…
 意外にも、ゆめにっきでは花と呼べるものはここ以外ではほとんど見られない。
 窓付きにとって花は何かを意味するものだったのだろうか。

 入ったときと出たときで場所が違うというのはいかにも夢らしい演出ではある。
 現実で、入ったときと出たときで風景が変わるとすれば、昼から夜になったとか、
 天気が変わったとか…天災や人災で町が壊れたとか…

 さすがに考えが飛躍しすぎかぁ

荒野の世界

* 概要

 暗闇の世界などから行ける。人によっては砂漠とも呼ばれる。
 キャラクターがほとんど居らず、ゼンマイのような植物が散在しているが、
 場所によってはゼンマイが群生しており迷路のようになっている場所もある。
 非常に広いのが特徴で、一度迷うと★タオル★を見つけるのは非常に難しくなる。

 関連項目は★タオル★、バラック集落、ピクニック、温泉さん、
 ゼンマイ、空中庭園、サタデーナイトフィーバーなど。

* 考察

 多分にもれず、他の世界の考察同様、数が少ない。
 荒野という文字の通り、窓付きの心は荒んでいたのだろうか?
 しかしピクニックという重要なイベントがあり、こちらの考察はよく見られる。

★こびと★

* 概要

 蝋燭の世界にて得られるエフェクト。
 窓付きが小人となり、テンキー1を押すと最大7人まで増殖できる。
 テンキー3を押すと1人死ぬ。0人にはならない。

 狭い路地や穴を通ることができ、火星さんに会うのに必須となるエフェクト。
 しかし実際は火星以外に役立つ場所は下水道の1箇所のみで、その通路も
 すぐ近くの別ルートから行けるので、事実上、火星さん専用エフェクト。

 ちなみに取得する際は、★じてんしゃ★があれば、一直線に右に走れば
 追い越して取ることも出来るが、何もせずに待っていれば左から走ってくるので
 簡単に入手できる。

* 考察

 これといって★こびと★に関する考察は見かけない。
 薙も特に思い浮かばないので、今後の考察に期待。

コミケ

* 概要

 コミックマーケットの略。
 数字の世界で扉をふさいでいるキャラクターを★ねこ★などでどかして
 入ると、マップ一面がびっしりとキャラクターで埋め尽くされた場所に出る。
 その様子が現実のコミックマーケットの混雑ぶりのようなので、
 しばしばそう呼ばれる。もちろん俗称。

 頑張れば進めなくもないが、通常、★ほうちょう★を使って
 キャラクターを切り分けて進むこととなる。
 奥には、富士山だとかひょっとこだとか呼ばれる奇妙な顔の模様があるが
 何のイベントもない。

* 考察

 やっとの思いで奥のひょっとこに到達しても何のイベントも無い状況に
 「いくら人を傷つけたり殺したりしても、意味なんて無いんだよ」
 というのはよく言われることであるが、強引にオチをつけた感は否めない。
 というか人を傷つけて殺したあげく「意味は、無いよ。」なんて無責任な。
 人に危害を加えることほど無意味にやっちゃいけない行為は無い。

 とはいえ納得のいく解釈が思い浮かばないのも事実。
 数字の世界を学校と解釈すると、逃げ惑う生徒たちに包丁を振り回して
 無差別殺人でもしたんだろうかとかまでは考えても、
 じゃぁ、あのひょっとこは?というところで考えが止まってしまう。

 ひょっとこが多くのキャラクターに踏まれているので、
 窓付きが踏みにじられている様子を表すとも言われるが、
 あのひょっとこが窓付きであると説明できるものは無い。

 ひょっとこの口のでっぱりから白い液体がこぼれているように見えるので
 あれは男性器の表現では、との意見も見たが、その先の解釈は浮かばない。

 単に何も思い浮かばないからかもしれないが、どうもこのイベントには
 意味があるように感じられない何かがある…ような気がする。

 ただ、大量にいる紫のキャラクター、足と目だけがあるのは、窓付きは対人恐怖症で
 下ばかり見ていたため、人前でも足しか見えない、だけど視線は感じる、ということで
 あのような姿で現れたのではという解釈は納得できるものがある。

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サウンドちょうせいちゅう

* 概要

 ゲームをスタートすると最初に「サウンドちょうせいちゅう しばらくおまちください」
 というメッセージとともに曲が流れる。

* 考察

 どうやら、この時点で、ゆめにっきに使われるBGMを一括で読み込んでいるらしい。
 これにより、BGMが切り替わるたびにロードが入ることがなく、スムーズにゲームを進行できる。
 ただカオスなだけのゲームではない、ききやま氏の賢さが光る一面。

サタデーナイトフィーバー

* 概要

 荒野の世界のゼンマイ迷路のルートの1つ。行き止まりに穴の開いた立方体が置かれており、
 チェックすると非常にカラフルで目に悪そうな映像とリズミカルな音楽が流れる。
 もちろんサタデーナイトフィーバーは公式名称ではない。

 ちなみにこの光っている画像は、ブロックの世界で流れている背景と同じものである。

* 考察

 多くのプレイヤーにとって、単なるドッキリイベントという解釈しかされていないようで
 これが現実の窓付きの何かを表しているという解釈は今のことろ見た事が無い。

地獄

* 概要

 赤と黒で構成された迷路型のマップ。
 非常に広大、かつ複数の世界とリンクしており、発狂鳥人間が複数闊歩している。
 反面、その広さとは裏腹にそれ以外のキャラクターやオブジェは少ない。

 関連項目は発狂鳥人間、自動販売機など。

* 考察

 地獄という名前は公式名称ではないが、その雰囲気はまさに地獄そのもの。
 たぶん、地獄なのだろう。地獄じゃなかったら何なんだ、と考えても何も浮かばない。

 この場所自体に関する考察は今のところ見たことがないが、
 薙の鳥人間に関する考察で少し触れているので参照されたし。

 余談だがゲームのタイトル画面の非常に読みにくい「ゆめにっき」というタイトル、
 細かい線が入り乱れてできているが、この文字と地獄の迷路がリンクする動画を見て
 とても感動したことがある。

地獄の十字路

* 概要

 地獄の一部だが、他の地獄とは繋がっておらず、数字の世界の
 ベッドルームの鳥人間を★ほうちょう★で刺し、タンスを調べることでしか来られない。

 他の地獄と違って入り組んでおらず、点対称の地形をしている。
 中央に半透明の窓付きが居るのが特徴で、地獄の十字路イコール半透明の窓付きというくらい有名。
 半透明の窓付きは常に窓付きのほうを向いており、★しんごう★で赤信号にしてもこちらを向く。
 ★ほうちょう★で刺すことも出来ないが、★ねこ★で動かすことは出来る。

* 考察

 かなり考察の幅が広い場所。
 ここにいる窓付きは人によって様々な解釈が見られ、幅広く支持されるような説は
 今のところ無いようだ。地獄におり、常にこちらを見つめてくることから、多くのキャラクターを
 刺し殺してきた私は地獄行きの運命から逃れられないということを暗示しているという説。
 半透明なのは死んだからであり、窓付きは十字路で死亡した(死亡する)のではという説。
 窓付きには複数の人格があり、そのうちの1つではないかという説。など…

 また、この窓付きは外見上地獄にいるが、別の観点では「タンスの中にいる」ともとれる。
 そういう見方をすれば、タンスの窓付きと共通点も見出せる。

地獄の門番

* 概要

 赤いブロックが組み合わさったような外見のオブジェが各所に存在し、ふらふらと動いている。
 調べると「かぽん」という音がし、地獄へワープする。
 同様に地獄にも地獄の門番が存在し、調べなおすことで元の場所へ戻ったり別の場所に進んだりできる。

 名前は某ゆめにっき実況から勝手に使わせていただきました。

* 考察

 今のところ「地獄に繋がる扉」くらいの認識しかされていないようだし、
 こいつが現実の窓付きにとって何かを表すとも考え難い。

死体さん

* 概要

 樹海わきの道路で血まみれになって倒れている、緑色の皮膚をしたキャラクター。
 調べると★しんごう★が手に入る。
 ★ねこ★を使うと、身悶えする。
 かまくら子同様、動けないキャラクターに★ねこ★を使ったときの反応らしい。

 余談だが、某所では美形男性キャラとしてのポジションを獲得し、人気上昇中である。

* 考察

 道路で倒れている死体から★しんごう★が手に入る、ということから
 信号無視による交通事故の轢死死体という解釈が多数。近くに信号は無いが。
 この考えは広く支持されており、ほぼ定説に近い。
 また、モノ子は交通事故の被害者なのではという説もここから。

 しかしこの死体さん自体は、恐らく窓付きとの関係は何も無かったものと思われる。
 その他のエフェクト持ちのキャラクター同様、ただエフェクトを持っているというだけだろう。

 ただ、★ねこ★で身悶えすることから、死体さんは生前、道路に飛び出した猫を
 助けようとして身代わりになって死んだとする、心温まるエピソードを見たことがある。

★じてんしゃ★

* 概要

 恐らく、ゆめにっきの中で最も便利であろうエフェクト。
 落書きの世界で獲得でき、移動速度が2倍になる。
 テンキー1でベルも鳴らせる。

* 考察

 ただの便利アイテムという認識なのか、考察はほとんど見かけない。

 単純に考えてまず思い浮かぶのは、窓付きは自転車に乗るのが好きだったか、
 自転車に乗るのが苦手でうまく乗ることに憧れていたか、何らかのトラウマがあるか…

 トラウマといえば、窓付きはモノ子を交通事故で失ったという解釈は非常に多いし
 薙もモノ子轢死説は支持している。このとき彼女らは自転車に乗っていたのか…?
 いや、そう言うには手がかりが足りない。自転車と事故を関連付けるものもないし
 モノ子と自転車を関連付けるものもない。

 取得ステージは不気味だが、このエフェクト自体は便利であるため、窓付きが
 自転車に対しプラスイメージを持っていたかマイナスイメージを持っていたかも判断しにくい。

自動販売機<

 道路わきの樹海、地獄、湖の桟橋の3ヵ所に存在する。
 それぞれ100円、130円、150円でジュースを購入でき、ハートが1〜2上昇する。
 しかしこれが今のところゆめにっきで役立つことは無い。

* 考察

 なぜ夢の中に自販機が存在するのかの考察は見た事が無い。
 自販機そのものの考察ではないが、お金は他キャラクターを刺して得るので、
 窓付きは実際にそうした恐喝を行ったのでは、とする解釈も無いわけではないが。

 薙も、単に窓付きはジュースが好きだったのかな、程度にしか考察できていない。
 基本、薙は「プラス効果、明るい、落ち着く」などは窓付きのプラスイメージの具現、
 「マイナス効果、暗い」は窓付きのマイナスイメージの具現として考えている。

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樹海

* 概要

 樹海らしき場所はいくらか存在するが、主に死体さんのいる付近のエリアを指す。
 雨が降っているが、一応★かさ★で止ませることも出来る。

* 考察

 樹海には違いないが、どちらかというと道路のほうが印象に残る。
 トンネルらしき場所とも繋がっており、赤クラゲや死体さんが居るなど、
 少なからず「道路で何かあったのでは」と思わせるマップ。
 他のマップと比べると現実的な場所でもあるため、実際に窓付きが見た情景なのかもしれない。

★しんごう★

* 概要

 樹海の死体さんから入手できるエフェクト。
 窓付きが信号になり、テンキー1を押すことで赤信号を点灯させて
 キャラクターの動きを止められる。ゲーム的には、発狂鳥人間を停止させて
 地獄探索をするなどに役立てられる。また、キャラクターの動きを
 止める以外にも赤信号にすることで外見が変化するキャラクターが
 非常に多いので、とりあえず出会ったキャラクターは赤信号にしてみると良い。

* 考察

 かなり考察しがいのあるエフェクト…というより考察され尽くしたかもしれない
 エフェクト。「信号のエフェクトを得られるのが死体→信号無視で轢死事故があった」
 「モノ子が★しんごう★を使うと異形に変化し、ドンドコする→被害者はモノ子」
 という考察はもはやゆめにっきの定説のようですらある。

 むしろ信号についてそれ以外の考察を見たことが無いし、それくらい理に適った考察であるし、
 薙もそう思う。細かくいえば、信号無視をしたのは車なのかモノ子なのか、で
 多少の分岐があるかもしれないが、どちらにせよ被害者はモノ子である。

白黒の世界

 シャッ!………ココォーン………。
 名の通り、白と黒で構成された世界。キャラクターも例外なく白黒。
 ごく一部、赤を使っている場面もある。
 行き方は様々だが、マフラー子に連れてきてもらうのが一般的か。

 関連項目はモノ子、モノ江、たこ風船、モノクロUFO、歯ぎしりの怪物、
 目玉親父など。

* 考察

 白黒の世界は主に、死を想起させるという印象を持つプレイヤーが多いようだ。
 少なくとも、死亡しているという解釈の多いモノ子がこの世界にいるのは
 分かりやすい。しかしこの世界のキャラクター全てが死者とする解釈より、
 より柔軟に、死に関わる世界、といった程度の解釈が多い。
 遺影や喪服など、死に関する物事は白と黒で構成されているからである。

 白と黒は横断歩道をイメージする、という珍しい意見も見かけた。

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神速鳥人間

* 概要

 蝋燭の世界の鳥人間が発狂すると、超高速で窓付きを追いかける特別な発狂鳥人間となる。
 そのスピードは速いというレベルではなく、画面に映った次の瞬間にはもう捕まっている。
 目の前で刺したならまだしも、他の世界で刺した後にこの世界にきたときのドッキリはゆめにっきでも随一。
 個人的にはウボァを遥かに上回ると思う。

* 考察

 なぜ蝋燭の世界の鳥人間だけが高速化するのかの考察は見た事が無いが薙は考察している。
 発狂鳥人間や蝋燭の世界の考察を参照されたい。

数字の世界

 扉の部屋から直接行ける世界。
 床に赤い文字で数字が書かれている。その数字に規則性はあるのかどうか…。
 ループマップではなく、四方を壁に囲まれたやや珍しいマップ。
 また、あまり触れられないが、川が流れている。

 キュッキュ君、赤の王様、コミケ会場、ベッドルーム、
 ギロチン部屋、地獄の十字路などに繋がる。

* 考察

 数字→算数→学校とし、数字の世界は
 学校を表しているのではないかという解釈を見かけた。
 が、それ以外の考察は今のところ見かけない。
 部屋やステージそのものに関する考察自体が少ないので止むを得ないところだが…。

 ただ、FC世界の住人が数字しか喋らないあたりも絡めると考察のしがいがあるかもしれない。
 単純に考えると、窓付きは算数、数学が好きだったか嫌いだったかのどちらかだろうか?

 この世界のみ壁に囲まれたマップであるため、建物の中という解釈は恐らく間違いではないだろう。
 更に、この世界の背景は窓付きのいるフロアの縮図のようなものが流れている。
 見方を変えれば、2階建て、3階建てというふうに考えることができるかもしれない。

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センチメンタル小室マイケル坂本ダダ先生

* 概要

 略して、セコムマサダ先生。
 いわゆる宇宙人だが、男性のようである。話しかけると「プルル」と返事をしてくれる。斜視。
 宇宙船でオルガンのようなものを演奏しており、ゆめにっきでは屈指の癒しゾーンである。
 また、★ほうちょう★を構えると後ずさりし、宇宙船が墜落しそうになると慌て、
 宇宙船が墜落すると落ち込んでしまう感情表現豊かな萌えキャラでもある。
 感情を表出しているキャラは他に居ないわけではないが、ここまで感情表現が豊かなのは
 ゆめにっきでは極めて異例であり、窓付きと意思疎通らしきことができるのも
 先生だけではないだろうか。

 宇宙船への道のりはかなり特殊である。
 まず、夢の中のベッドで寝る。数箇所あるうちのどれかがランダムで階段に繋がっている。
 次に階段を下った先にある炎を★ゆきおんな★または★かさ★で消す。
 エフェクトが無いと消せないと思われがちだが、雪の世界のベッドから行くと
 雪が降ったままとなり、エフェクトが無くても進むことが出来る。

 その無駄に長い名前はユーザーがつけたものであり、通称である。

* 考察

 学校の教師という意見が多数である。
 しかしなぜそういう解釈に至ったのか、その理由までを書いた考察は見かけない。
 あくまで「先生」はユーザーが勝手につけた名前であることに注意。

 窓付きの元彼、ないし肉体的な関係を持った相手という意見もある。
 椅子とテーブルはデート、その奥のベッドは性行為の描写か。
 ★ほうちょう★を構えると後ずさりするのは、捨てられた窓付きが
 包丁を構えて彼を脅した場面が実際にあったのではという解釈も。
 現在進行形で付き合っているという意見は見たことがないが、
 某所では窓付きとセコムマサダ先生のカップリングがよく見られる。

 薙の考察では、彼は現実世界で精神を病んだ窓付きを診察、治療した精神科医である。
 宇宙船は先生1人しか居ないのに椅子が2つあり、奥にはベッドもある。
 全体的に白い色調からも、病院、診察室というイメージが浮かんだからである。
 また、音楽療法が引き篭もりの子供の治療などに実際に用いられているらしい。

 窓付きは先生の診察を受け、かなり心の安定を取り戻すことができたのだろう。
 宇宙船ステージは非常に落ち着いた雰囲気である。しかし、治療中に、
 窓付きのトラウマ、事故に関する記憶がフラッシュバックし、窓付きは暴走。
 先生にも手に負えない状況になる(墜落イベント)。
 というのが薙の解釈。

 どの考察においても、窓付きの理解者、心の拠り所といった意見が強いようだ。

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★タオル★

* 概要

 エフェクトの1つ。窓付きがタオルに包まる。
 テンキー1でくしゃみをする姿は個人的に窓付き一番の萌え要素。

 しかし実用性のあるエフェクトではなく、特別なイベントは何も無い。

* 考察

 考察はあまり見かけないが、薙が見た考察として、いじめを受けていた窓付きが
 授業で水着に着替えた際、自分の服を濡らされるなどのいたずらされ、
 タオルに包まって寒さに震えていたことがあったのではないか、というのがある。

 この考察に穴は無く、窓付きの解釈の主流の1つ「いじめ説」とも食い違わないため
 支持できる考察では無いだろうか。

たこ風船

* 概要

 白黒の世界において非常に低確率で飛来する。
 でこぼこした気球のような形容しがたいキャラクターで、
 登場時にはチャカポコチャカポコと独特の音を鳴らし去っていく。

 自らイベントを起こせるウボァと違い、待つしかないので
 レア度に関してはゆめにっきでトップクラスである。
 タイミングを計ることもできないのでドッキリもトップクラス。

* 考察

 考察は、見たことありません。
 誰か薙に考察を下さい。

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盾民族の世界

* 概要

 扉の部屋から行ける世界の1つ。
 盾を持ったキャラクターのようなオブジェがたくさん並んでいるのが特徴。
 この盾民族はキャラクターではないので、★ねこ★で呼び寄せたり★ほうちょう★で
 刺したりは出来ない。実際に置物にすぎないのかどうかは不明。

 その他はネコインを除き、キャラクターは存在しない。

 関連項目は★ねこ★、ネコイン、ノイズ迷路。

* 考察

 盾民族は単なる置物なのか、それともキャラクターなのだがRPGツクールの表現上
 オブジェになっているだけなのかは分からないが、どちらにせよ、
 盾民族は武器を持っているものは1つもなく、全員が盾だけを持っている。
 これは、窓付きを拒絶しているようにも見える。
 周囲の人々が実際に拒絶していたのか、それとも窓付きが周囲との接触を拒絶したのか…。



* 概要

 扉の部屋でエフェクトを捨てると、卵となって床に置かれる。
 ドコから出したのか。

* 考察

 なぜ卵なのか。
 エンディングに必要な要素である卵を考察することでかなり真相に近づけるのではないか。

 卵とは現実において、生き物が誕生する前の状態。
 人間でいえば胎児の状態。
 つまり、何かが生まれようとしていたのだろうか?
 実際、窓付きがエンディングを迎えたときに何かが生まれる二次創作を見たことがある。

 逆の考え方をしてしまうとあっけないが…
 エフェクトを成体だとして、それを生まれる前の姿、あるいは生物ではなく
 物質に「戻した」とすると、ただ単に箱に詰めて置いておいた、くらいの意味になる。

 窓付きが「産んだ」という見方をすれば…窓付きは親ということになる。
 親という事は…どういうことだってばよ!?

ダメ

* 概要

 窓付きの声。エフェクトを使えない状態で使おうとした時など、
 「ダメ!」か「ムリ!」がランダムで聞くことができ、
 主に「ダメ!ムリ!」と組み合わせて使われる。
 ただし、タンスの窓付きは「ダメ!」としか言わない。

 ちなみに、左のスピーカーから聞こえる。

* 考察

 考察も何も言葉の通りの意味でしかない。
 しかし、どんなに恐ろしい夢であっても、ダメムリと拒絶しないのは凄い。
 窓付きが拒絶した夢は、プレイヤーが拒絶した世界なのだろう。

 タンスの窓付きに関して「ムリ」はなく「ダメ」だけなのも言葉そのままの意味だろう。

タンスの窓付き

* 概要

 白黒タイルの通路に一箇所、中洲のような小さな足場がある。
 そこには小さな電灯、樹、そしてタンスがあり、そのタンスの中には
 座り込んで動かない窓付きが入っている。
 開けてもすぐに「ダメ」と言われ、扉は閉まってしまう…。

* 考察

 現実の窓付きの正体を知る手がかりとして非常に有力なものの1つ。
 解釈は多岐にわたる。現実に窓付きはタンスに入っている(入っていたことがある)という解釈。
 実際にタンスに入ったわけではなく、自分の殻に閉じこもっている描写ではという解釈。
 窓付きは多重人格者であり、その人格の1つではないか、という解釈。など…

 「ダメ」と言ったのは恐らくはタンスの中の窓付きだろう。
 であるなら、タンスの中の窓付きは眠っているわけではないことになる。

 逆に、もし「ダメ」と言ったのがタンスを開けたほうの窓付きだとしたら別の解釈もできそうだ。

 地獄の十字路と合わせて考えると…解釈はどんどん広がるだろう。

墜落イベント

* 概要

 セコムマサダ先生の宇宙船が墜落するイベント。
 宇宙船のベッドに入ると一定確率で発生する。
 警報機が鳴り、しばらくすると火星に不時着する。

* 考察

 ゆめにっきで唯一ともいえる、ストーリー性のあるイベント。
 それゆえ、比較的考察しやすい。

 一説では、ベッドは性行為を表し、窓付きと先生が関係を持ったのでは、とも。
 墜落は破局を表すとも考えられている。

 薙としては、宇宙船墜落は交通事故と同時に暴走を表し、窓付きが交通事故の事を
 思い出すことでトラウマがフラッシュバックし情緒不安定になったのではないかと見ている。

デーブ

* 概要

 白黒の世界にいるキャラクター。
 デーブ・スペクターが名前の由来。もちろん公式名称ではない。

* 考察

 特別な特徴のあるキャラクターではないため、考察はほぼ存在しない。
 ただし、モノ江に会う条件が「付近のデーブを刺す」ことであるため、
 他の雑多なキャラクターたちよりは、まだキャラが立っている。
 刺されることで覚えてもらえるとは、喜ぶべきか悲しむべきか。

デパート

* 概要

 落書きの世界から行ける、建物の中をイメージさせる世界。
 子供から大人まで様々な外見の男女が徘徊しているが、話しかけると
 首を飛ばしながらうろつくようになるなどやっぱり普通ではない。
 このうち、幼女の外見をしたものはしばしばデパ子と呼ばれる。

 ところでこのステージのゴトンゴトン、というBGMから、薙は当初
 地下鉄のホームのような場所を想像した…

 関連項目は、デパート屋上、黒猫、★ふえ★、★メニュータイプチェンジ★、
 トクト君、デパ子、など。

* 考察

 恐らくは窓付きに関連の深い場所であっただろうマップ。
 選択肢は恐らく「学校」「病院」「デパート」のどれかが大半だろう。

 薙としては、学校の線は無いと考える。
 学校では受付(★メニュータイプチェンジ★のこと)や、トクト君の部屋が
 説明しにくい。また、歩いている大人たちを教師と見ることも出来るが、
 学校だとするならもっと子供が多く歩いていたほうが自然だと思われる。

 個人的には病院を推したい。
 病院ならトクト君のように血に関する場所やキャラクターも頷けるし、
 ★ふえ★に関しては、精神を病んだ窓付きが音楽療法を受けたとすると説明はつく。

デパート屋上

* 概要

 デパートから行ける場所。高いところから町を見下ろすような景色で、
 どこか朝焼けを思わせる、非常にきれいな場所。
 黒猫が1匹、静かに町を見下ろしている。

 関連項目は、★まじょ★、空中散歩、黒猫、など。

* 考察

 ゆめにっきの世界で、癒される場所、きれいな場所、落ち着く場所は数あれど
 窓付きにとって最もプラスイメージの強い場所はここではないだろうか。

 この場所自体に関する考察は少ないが、
 空中散歩に関する考察は多いのでそちらも参照されたい。

 薙がこの場所に関して思うのは、窓付きは飛び降り自殺に対してプラスのイメージを
 持っていたのではないか、ということ。今の辛い状況よりずっと楽になれる、
 気持ちよくなれると。なぜなら、ゆめにっきの他のどの場所よりも落ち着くし、
 きれいだし、明るいからである。ただ高いところが好きなだけかもしれないし、飛び降りに
 結びつけるのはいささか強引かもしれないが…眠って夢の世界に行くとまず
 ベランダにいるのも、心がすでにベランダへ向かっていたからではないだろうか。

デパ子

* 概要

 デパートを歩いている女の子。
 話しかけると首を飛ばしながら歩き回る。

* 考察

 それにしてもこのデパ子、ノリノリである。

テレビ

* 概要

 現実のマイルーム、および夢のマイルームに存在する。
 現実のマイルームのテレビをつけても、カラーバーしか映らない。
 夢のマイルームのテレビは、つけると目玉が映し出される(まれにおにぎりとも言われる)。
 また、低確率でカリンバも見られる。付け直しをくり返せばすぐ見られる。

* 考察

 少なくとも、現実のマイルームのテレビの様子から、ゆめにっきの舞台は深夜〜早朝だと分かる。
 ベランダを見れば一目瞭然ではあるが…ただ、夜が更けたり明けたりしているにも関わらず
 テレビは常にカラーバー。これは一体何を表しているのだろうか。
 ちなみにアンテナが繋がっていない等の場合、砂嵐が出るため、その可能性は恐らく無い。

 夢の世界のテレビで目玉が映し出されるのは、目玉の世界でも考察しているが
 窓付きが人の視線を恐れていたからだと推測している。

トイレ

* 概要

 1人用の簡易トイレが、女子用は落書きの世界に、男子用はブロックの世界に存在している。
 チェックすると中に入り、水を流す音が聞こえる。
 現実世界の窓付きが気になるシーンである。

 空中庭園にもトイレらしきレンガの建物が存在するが、そちらについては
 公衆トイレの項目にて。

* 考察

 なぜトイレがあるんだろう。
 トイレがちゃんと男子、女子と1つずつ存在しているのも気になるし、
 それがなぜ別の世界…よりによって落書きの世界とブロックの世界に?

 窓付きにとってトイレが重要なファクターだったというのだろうか。

 トイレといえば糞。
 ★ウンコヘアー★か…

トクト君

* 概要

 デパートの一室に居るキャラクター。
 四角いコップのようなキャラクターで、話しかけると体を傾けて
 中に入っている赤い液体をトクトクと流し続ける。
 そうなると歩いたりはしてくれないが、★ねこ★で動かすことはできる。
 また、トクト君の部屋には赤い池もある。

* 考察

 トクト君の中身は血液という解釈は割りと多い。
 穴から血が出ているので、窓付きの初潮の暗示だ!という解釈も見かけた。

 また、窓付きの家族や知人だったのではないかという解釈もあった。
 なぜポニ子やモノ子たちと違い、ひとのかたちをしていないのか気になるが…
 事故で頭から血をたくさん流したらしい。

 薙は今のところこのキャラクターについて何も感じていない。
 いったい何を表すのかヒントを下さい。

扉の部屋

* 概要

 夢の中のマイルームの扉を開けるとまずたどり着く場所。
 扉が立ち並んでおり、実質、夢のスタート地点といえる。
 …同時に、エフェクトを捨てられる唯一の場所であり、夢のゴール地点でもある。
 窓付きがエンディング前に最後に見た夢はこの情景だろう。
 ★めだまうで★で戻ってくるのもここ。

 行ける世界は、時計回りに
 数字の世界、
 ネオンの世界、
 盾民族の世界、
 蝋燭の世界、
 目玉の世界、
 落書きの世界、
 壁画の世界、
 雪の世界、
 暗闇の世界、
 水溜りの世界、
 ブロックの世界、
 森の世界、となっている。

* 考察

 この部屋自体の考察は見た事が無い。
 恐らく、最初の分岐点であるという以外にさしたる意味は持ち合わせていないだろう。

 窓付きは他人の夢に入り込める能力者である、という解釈をとるならば、
 これらの扉はそれぞれ別の人の夢を表しているともとれそうだ。

鳥人間

* 概要

 生息分布の広いキャラで、色々なところで見かける。
 名前は、鼻か上唇のあたりが長くなっており鳥のように見えることから。
 基本的にうろうろしているだけの存在だが、★ほうちょう★で刺すと
 発狂鳥人間となる。この場合、その1人だけでなく全鳥人間が
 発狂するため、神速鳥人間や待ち伏せのかまくらで驚くことになる。

 また、茶色のショートカット、赤毛のツインテール、黒髪のポニーテールの
 3種類が存在しており、それぞれ服装も違う。

* 考察

 頭身が高く、大人びた印象を与える彼女たち。
 薙の考察は発狂鳥人間の項目で書くとして。

 鳥人間が何を表すのか、の考察に主力となるものはないが、
 比較的、窓付きのクラスのいじめっこ(あるいは窓付きがクラス全員に
 いじめられていたとするなら、クラスメイトそのもの)とする考察が多い。
 その他、その頭身から考えて大人、すなわち窓付きの親とする説も。

ドンドコ

* 概要

 モノ子に★しんごう★を使い、チェックすることで見られるイベント。
 その軽快な音楽からドンドコと呼ばれる。ズンドコという表現も多いが
 とりあえずここではドンドコとして扱う。

* 考察

 両腕が枝分かれし、頭から腕が飛び出し、目や口から汁を垂れ流しているのは
 信号無視による交通事故で死んだモノ子の壮絶な死に様をデフォルメ化した姿、
 というのが概ね共通した解釈のようだ。薙もそう思う。

 恐らく窓付きにとって最大のトラウマであり、窓付きを狂わせる原因となった出来事、
 それが交通事故だったのではと解釈している。

NASU

* 概要

 現実のマイルームにあるコンピューターゲーム(正式にはファミリィゲーム)。
 キャラクターを操作し、上から落ちてくるナスビをジャンピングキャッチする。
 ハイスコアも記録されるため、ゆめにっき唯一のやりこみ要素かもしれない。

 ←←→→↑↓↑↓と入力すると、ボーナスが出やすいがハイスコアが記録されない
 隠しモードでプレーできる。

* 考察

 単なるお遊びのモードであるが、現実の世界において数少ないヒントであり、
 考察において重要な役割を持っているとも考えられる。

 少なくとも薙は、窓付きはテレビゲームが好きだったのだと思う。
 それは元々好きだったとも考えられるし、ナニカの理由で遊び相手がいなくなり、
 1人でテレビゲームをするしか遊びらしい遊びができなかったからとも考えられる。
 個人的には前者で、精神を病んでからもテレビゲームは心の癒しに繋がっていたと考えている。

 また、冷静に見ればこのゲームも、赤い雲や黒い空など、現実に出回ったゲームとしては
 かなり狂気的である。本当にそういうゲームなのか、またはゲームやテレビの故障と考えることも出来るが、
 ゲーム自体は正常だったが窓付きが狂っていたために
 このように見えたのではないか、ともとることができる。

 そうであれば、夢の世界も実は狂気的ではなく、窓付きにだけそう感じられた可能性がある。
 また、現実世界も普通の部屋に見えるが窓付きにとっては狂気的な外見をしていた可能性がある。
 そういうエロゲがあるという話も知っている。

★ネオン★

* 概要

 エフェクトの1つ。体がネオンのようにカラフルになる。
 マップの色を青や赤などに変えられるが、周囲を照らす機能は無い。

 現状、ネオンで特別な反応を見られるキャラクターやマップは存在せず、
 かわいいわけでもなんでもないので、実用性はほとんど無い。人気も無い。

* 考察

 ネオンというエフェクトそのものよりも、取得できるネオンの世界の方が
 考察のしがいがあるため、そちらを参照されたい。

ネオンの世界

* 概要

 扉の部屋から行ける世界。
 非常にキャラクターが多いのが特徴で、まともではないにしろ比較的怖くないマップ。
 また、他のマップと比較して、地形が整然としているのも特徴の1つ。

 繋がる場所やイベントは少ない。★ネオン★が取得できる。

* 考察

 前述の通り、入り乱れるキャラクターと整った地形から、人の多い町並みを
 イメージさせる。それらを照らす煌びやかなネオンは窓付きの何を映すのか…

 薙の考察においては、少々説明しにくいマップだ。
 交通事故やいじめとは、夜の街は関連づけしにくいからである。
 窓付きが大人、あるいは、せめて高校生くらいの年齢だという解釈なら
 説明しやすくなるかもしれない。
 しかし夜の街といえば性的なイメージしか浮かばないが、さて…。

★ねこ★

* 概要

 エフェクトの1つ。ねこみみをつけ、しっぽが生える。
 なぜか毛色はピンク。髪型もなぜかショートカットに変化する。
 テンキー1を押すと小判を持って鳴き、キャラクターを2、3歩ほど引き寄せる。
 このときだけ目を開いた窓付きを見ることができ、白目の部分が赤くなっている。

 ★しんごう★同様、使用することでキャラクターが何らかの変化を
 見せることの多いエフェクトであり、比較的用途は多い。
 死体さんが若干動くというのは有名。

* 考察

 キャラクターを引き寄せるのは、小判を片手に持っていることからも
 「招き猫」だからであるが、考察としては「窓付きは猫をかぶることで
 人に気に入られようとした」というものが主流のようだ。

 つまり、うわべだけはいい子ちゃんのふりをして暮らすようになったという事。

 薙としては単に、窓付きが猫を好きだったのではないかな〜と見ている。
 これとは別にデパートの屋上に黒猫が居り、きれいで明るい場所にて
 窓付きとプレイヤーを安心させてくれる。ウボァのようなドッキリもない。
 猫にキャラクターたちが寄ってくるのは、窓付きが猫を見るとつい
 追いかけたり、一緒に遊んだりしたくなってしまうからのように感じた。

 また、現実の窓付きの考察に使えるか分からないが、かまくら子に対して★ねこ★を使うと
 死体さんのように僅かに反応を見せるが、★ふえ★を吹いても反応しない。
 つまり、かまくら子は音に反応しているのではなく、引き寄せの能力に対して反応(抵抗?)していると
 見ることができるかもしれない。
 猫の鳴き声が笛の音より大きかったとは考え難いし…

寝違え

* 概要

 夢から覚めると、窓付きの首がごく稀に横を向いたままになる。
 最初は驚くが、慣れてくるとかわいい。ゲームをしたくても「ダメ!ムリ!」

* 考察

 いわゆるお遊び要素で、いくらなんでもこれが現実の窓付きの正体の
 鍵になっているとは思えないが…もしかしたら寝相が悪いのかもしれない。
 ベッドから落ちたりするし。

ノイズ通路

* 概要

 盾民族の世界から行けるマップ。見えない壁がたくさんあり、迷路のように
 なっている。また、画面全体に不定期にノイズが入る。
 他にも一箇所、同様に見えない通路がありノイズのかかる場所があるが、こちらは一本道。
 迷路も一本道もFC世界に繋がっている。

* 考察

 FC世界の全てがノイズ通路を通るわけではないが、ノイズ通路は全てFC世界に通じている。
 要するに「テレビの中の世界に入りました」という表現である。
 そして恐らく、それ以上の意味は持ち合わせていないだろうと思われる。

発狂鳥人間

* 概要

 鳥人間を★ほうちょう★で刺すと発狂鳥人間に変化する。
 目が血走り斜視となり、舌を垂らしながら窓付きを追うようになる。
 歩行速度は窓付きと同じ。
 捕まると例外なく脱出不能の狭い空間に追いやられ、目を覚ますか
 ★めだまうで★で戻るしかなくなる。
 ★ほうちょう★で刺す前から発狂しているものも多く存在する。

 亜種に神速鳥人間がいる。
 また、デパートには★メニュータイプチェンジ★をしてくれる
 追いかけてこない発狂鳥人間がいる。

* 考察

 基本的にゲームの妨げになるキャラクターであり、窓付きの敵というのが大多数の解釈のようだ。
 具体的には、窓付きをいじめているクラスメイトだったり、
 窓付きを(タンスや部屋に)閉じ込めようとする母親だったりという考察をよく見かける
 (前者は鳥人間が大人びた外見であること、後者は母親がなぜ複数歩き回っているのかの疑問が残る)。

 薙個人の考えとしては…
 鳥人間に捕まると、★めだまうで★が無い限り目覚めなければならない。
 ゲーム進行を妨害するということは、エンディング到達を阻止する存在、つまり窓付きの自殺を止めてくれる存在。
 鳥人間とは窓付きを救う存在だったのではないかと考える。

 そう考える理由の1つに、死に関する場所では発狂鳥人間が大量発生することが挙げられる。
 地獄やギロチン部屋、ギロチン大部屋など。
 また、蝋燭を命の灯火とするなら、蝋燭の世界では神速鳥人間となり、目にも留まらぬ速さで追ってくる。

 ★めだまうで★、★ほうちょう★、蝋燭の世界、暗闇の世界、などの考察も参照されたい。

バラック集落

* 概要

 荒野の世界などから行けるマップ。
 青い色の小屋のようなものがたくさん並んでおり、あちこちに電柱も立っている。
 顔に穴の開いた灰色のキャラクターが歩いており、話しかけるとランダムでFC世界にワープする。

 小屋は2箇所だけ開いており、1つはオレンジ色の謎の顔のようなものがあるだけの行き止まり。
 しばしばタッツーと呼ばれる。よくプレイヤーを悩ませるだけ悩ませて時間を無駄にさせる奴。
 もう1つの小屋に入ると、目玉のついた小屋が並んだ通路に来る。
 まっすぐ進むと壁画の世界に出て、しかも戻れないため、しばしばプレイヤーをガッカリさせる。

 どちらの小屋もゲームの進行上、何も得はしないし、考察のネタとしても微妙。

* 考察

 どこか、戦時中の日本をイメージさせる気がするがどうだろうか。
 住人もどことなくうつむきがちで、BGMもあってもの哀しげである。

 どうも、このマップは窓付きの心情というより、バラック集落という世界に窓付きが
 入り込んだように見える。モノ子やポニ子などは実在する人間を窓付きという視点からみたものが
 夢の中に投影されたと考えられるが、バラック集落の住人は実在したとは思えない。
 一方で、ただ夢の世界を無意識に彷徨っているわけではなく、何らかの、窓付きとは別の
 意思を持って存在しているように見える。
 つまり、窓付きの夢の中の存在でありながら、窓付きの心とは関係なく存在するキャラクター。
 説明が下手でうまく言えないけど、そんな気がする。

ピクニック

* 概要

 「…楽しそう。………………入れない。」

 荒野の世界で見られるイベント。鳥人間が3人、おにぎりやシート、ラジカセを置いて
 軽快な音楽とともに踊っている。しかし、窓付きとピクニックの間にはツタが
 茂っており、窓付きは輪の中に混ざることが出来ない。
 ゆめにっきで最も明るく、最も残酷なシーン。

 あなたが腹いせに★かさ★で雨を降らせたなら、あなたにとっての窓付きも
 心が捻じ曲がりイタズラを働くような人物だったのだろう。

* 考察

 見ての通り、「窓付きはクラスの輪の中に入れなかった、仲間はずれだった」
 という見解が多い。

 薙も概ねそんなところだと思うが、薙の考察では鳥人間は窓付き自身を表す。
 つまり、窓付きはみんなと明るく振舞いたいが、心理的、立場的に
 そうすることができない窓付きの心の状態を表すと考えた。

FC世界

* 概要

 ファミコン世界。ファミコン世代を髣髴とさせる画面とBGMが特徴。
 窓付き本人はもちろん、メニュー画面や効果音に至るまで別物となる。

 FC世界と一口に言っても、ワールドマップ風、民家風、ダンジョン風など
 かなり幅広く存在しているため世界観は様々だが、ここでは1つの世界として扱う。

 FC世界の中でも、民家のBGMはゆめにっきのどのマップよりも長く作りこまれており、
 人気のあるBGMなのでゆっくり聞いてみてはどうだろうか。
 ★おに★の部屋もなかなかに落ち着く場所である。

 関連項目は★おに★、★ぶよぶよ★、FCバグ、ボスの部屋、など。

* 考察

 NASUの項目でちらと触れたが、窓付きはゲームが好きだったのではないか、と
 考えた理由の大部分はこの世界が存在しているからである。

 ただ世界が存在しているだけなら、壁画や目玉も好きだったのか、ということになるが、
 FC世界は共通して、比較的恐怖を感じないマップが多い。
 特に★おに★、民家などのBGMはかなり落ち着いて聞けるものであり、少なくとも
 ゲームに対してトラウマか何かがあったようには見えない。

 ただし、FCバグを除く。

FCバグ

* 概要

 隠しイベント。FC世界のある場所を調べると一定確率で発生。
 同じ場所を何度も調べると、あたかもファミコンのバグのようにマップが乱雑になり、
 BGMも正常でなくなる。最終的に強制起床となる。

 確率自体は低くないが、発生しなかった場合、目覚めてからやり直しになるため
 狙ってみようとするとそれなりにめんどくさい。

* 考察

 いわゆるドッキリイベントの1つなのだが、窓付きにとってはそれだけではないだろう。

 薙の考えでは、窓付きはゲームが好きだった。夢の中でゲームの世界を探検できたのは
 窓付きにとって楽しかったかもしれない。しかし、その世界すらも、バグで探検不能となる。
 自分の好きな世界、趣味にすら拒絶された窓付きの心はどうだろうか。
 生きたいだろうか死にたいだろうか。

ファミリィゲーム

* 概要

 現実のマイルームにある赤いゲーム機。
 NASUというミニゲームがプレイできる。

* 考察

 ファミリーコンピュータ、いわゆるファミコンが元になっているだろう、ならば
 恐らくはカセットなどを差し替えて色々なゲームを遊べるのだろうが、
 ゆめにっきではNASUしか遊べないので、実質ファミリィゲーム=NASUである。
 他のゲームをしないのか、持っていないのか。
 それとも、ファミリィゲーム自体がNASUしか遊べないゲームなのだろうか。
 そうだとすればあの大きさであの内容では相当低性能である…

★ふえ★

* 概要

 デパートの一室にて入手できるエフェクト。
 窓付きがリコーダーを銜え、テンキー1で吹くことが出来る。
 音色は複数あり、連続して吹くことでそれとなく楽しい気持ちになれる。
 意外にもこのエフェクトに反応するキャラクターやオブジェ、イベントは無い。

 取得できる部屋のBGMはゆめにっきのBGMの中でも名曲の1つである。

* 考察

 ふえの部屋のBGMは名曲。大事なことなので2回言いました。

 考察に関しては今のところほとんど見かけない。
 とりあえず縦笛によく触れるのは小学生〜高校生頃であり、窓付きは
 それくらいの年齢ではないかという憶測は立てられる。もっとも、大人でも
 縦笛をよく扱う人は居るし、子供の頃の記憶が呼び起こされて縦笛が
 エフェクトとして表れたのだ、といい始めるとキリがないが…

 何か考えるとするなら、やっぱり、いじめで縦笛にいたずらをされたとか
 そういったことしか思い浮かばない…
 ただ、どちらかというと明るい雰囲気のエフェクトなので、笛に対しては
 何か良い思い出があったのでは無いかと思いたいが…
★ぶよぶよ★

* 概要

 エフェクトの1つ。体がぶよぶよになる。
 なぜかFC世界で手に入る。
 外見が変わるだけのエフェクトで、用途やイベントは一切ない。

* 考察

 謎多きエフェクト。それゆえに多くのゆめにっき考察者にスルーされ続けてきた。
 なぜぶよぶよ?なぜFC世界で?
 みんなも考えてみてね

ブロックの世界

* 概要

 扉の部屋から行ける世界の1つ。
 白や薄紫などを基調とした大小さまざまな立方体が並んでいる。
 カンコンカンコンという金属的なBGMと、背景の白い画が特徴的。

 関連項目はマフラー子、★ぼうしとマフラー★、白黒の世界など。

* 考察

 他の世界と比べて与えられる情報が非常に少ないため、考察はほとんど見かけない。
 キャラクターとエフェクト、音と色から、冬や雪…
 更に言えば、こじつけがましいが冬の夜、クリスマスイブ、などが思い浮かぶだろうか。

★ブロンド★

* 概要

 エフェクトの1つ。窓付きが金髪となる。★ロングヘアー★よりロング。
 テンキー1の仕草などは全て、窓付きと変わらない。
 なぜか、壁画の世界の大口の化け物から入手できる。

* 考察

 ★ロングヘアー★でも触れているので、そちらを参照されたし。

壁画の世界

* 概要

 扉の部屋から行ける世界。地面は土らしく、雑草が散在している。
 また、大小さまざまな四角い壁が立ち並んでおり、壁画のようなものが描かれている。
 壁画のパターンは2種類と少なく、その絵は考察のネタとしても微妙だ。

 関連項目は★ブロンド★、★ロングヘアー★、大口の化け物、下水道、など。

 個人的主観だが、扉の部屋から行ける世界では最も影の薄い世界だと思う。

* 考察

 別に怖いわけでもなく、影が薄く、考察のネタにも乏しく、とにかく人気が無い。
 この壁画が現実の窓付きの何を表しているのか誰か薙に教えてください。

ベッド

* 概要

 その名の通りのベッド。と一口に言っても、色々なベッドがある。

 まず、現実世界の窓付きのベッド。
 もぐりこんで3秒で夢の世界へ行ける。

 次に、夢の世界のベッド。
 6箇所あるが、そのうち宇宙船のベッドは除外して、窓付きが眠れるのは5箇所。
 夢の中のマイルーム、蝋燭の世界、雪の世界、数字の世界、ブロックの世界。
 このうちどれかがランダムで階段に繋がっており、その先には宇宙船がある。
 また、数字の世界のベッドは数十あるが、ほとんどは誰かが入っており、
 窓付きが潜りこめるのは1つだけ。

 最後に、宇宙船のベッド。これだけは他のベッドと形が違う。
 確率しだいで墜落イベントを見ることが出来る。

* 考察

 夢の中で眠る…という描写だが、夢の中で夢を見る描写は無いようだ。
 宇宙船に行くのも、夢中夢というよりは、ベッドに潜ると階段があった、
 という流れのほうが自然に捉えられる。
 宇宙船の墜落イベントも、寝ているところを起こされたとみるのが妥当だろう。

 ただ、これらを強引に夢中夢と解釈すれば、また違った考察ができるかもしれない。

ベランダ

* 概要

 現実の窓付きの数少ない行動範囲の1つ。
 夢の世界に行くとまずここに来る。
 最終的にエンディングで訪れることになる場所でもある。

 エンディング以外では特別なイベントは何もないが、なぜか気になる場所…

* 考察

 なぜ、現実の世界のベッドに潜りこんで夢を見ると、ベランダにいるのか?

 飛び降り自殺に関する願望があったからのような気がしてならないな〜。

★ぼうしとマフラー★

* 概要

 ブロックの世界で取得できるエフェクト。
 窓付きが帽子とマフラーを装着する。この時点ではテンキー1を押しても
 ダメ、ムリとしか言わないが、雪が降っていればゆきだるまに変身できる。

 ゆきだるま状態でマフラー子に話しかけるとワープ後もマフラー子とはぐれないので
 白黒の世界に行くのに役立つ。

* 考察

 特にこれといった考察を見かけないのが現状。
 ただ、前述の雪、ゆきだるまの件もあるので、窓付きは雪国に住んでいるのか、
 などの憶測が立てられるかもしれない。

★ほうちょう★

* 概要

 エフェクトの1つ。包丁を持つ。
 包丁を構えている間は、調べる代わりに包丁で目の前のキャラを刺すようになる。
 1キーで持ち手を左右に持ち換える謎のこだわりが。

 非常に攻撃的なエフェクトで、窓付きと同じ大きさのキャラクターの大半を
 刺し殺すことができる。モノ子やポニ子も例外ない。
 刺し殺すと低確率でお金が出てくる(一部キャラはお金の出現率が高くなっている)。

 一方、死ぬ以外の反応を返すものも多く存在し、かなり汎用性のあるエフェクトである。

 某所では、窓付きの必需品と言わんばかりに、片手には常に包丁が握られている。
 何も持っていない窓付きのほうが珍しいかもしれない。

* 考察

 エフェクトとしてはかなり考察の数が多いが、それでもキャラクターほど
 考察が進んでおらず、この考察が主流というものは見かけない。

 比較的よく見るのは、周囲への攻撃性を示唆するもの。
 いじめっ子に反撃をした、両親を切り殺した、など。

 自己防衛のために手にしたという解釈も多い。
 そりゃぁ、あの化け物だらけの夢の中、武器が無くては怖くて仕方が無いだろう。
 暗闇の世界の考察で「なぜ包丁が暗闇の世界に落ちているのか」ということを書いたが、
 真っ暗で何も見えなくては、いつ何に襲われるか分からず、誰もが恐怖心を持つ。
 窓付きも例外なく怖くてしょうがなかったので身を守るものが欲しかった、そこで
 突如現れた武器が包丁だったのかもしれない。
 なら、なぜ包丁なのかという疑問はあるけど。★エクスカリバー★とか★マシンガン★とか
 もっと強そうな武器でいいのに。…★チェーンソー★とか★鉄パイプ★とか。

 薙の解釈では、包丁はリストカットに使ったのではないかと見ている。
 ★ほうちょう★を入手できる暗闇の世界で、★おに★を使い雷を鳴らすと、
 左右に手の模様が浮かび上がるので。単に包丁を手にする描写かもしれないけど。
 これについては、鳥人間の解釈などで詳しく。

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ボスの部屋

* 概要

 FC世界の民家から行ける場所。
 窓付きよりひとまわり大きいキャラクターが歩き回っており、なんと★ほうちょう★の一撃に耐える。
 が、合計4回刺されると死ぬ。
 一定確率で、他キャラの倍の金額「200円」を落とす。
 周りで歩き回っている雑魚も倒せばお金になるため、コミケや空中庭園とともに金策ポイントの1つ。

 BGMやキャラクターの風貌からボスのように見えるが、当然「ゆめにっき」のボスではないし、
 倒したからといって何が変わるわけでも無い。

* 考察

 窓付きはテレビゲームが好きだったのではないか、という考察の一助となるイベント。
 逆に言えば、薙の考察ではそれ以上の意味は持っていない。

ポニ子

 浅瀬の世界にいる、金髪のポニーテールの女の子。
 非常に落ち着いた雰囲気と女の子らしい部屋でプレイヤーを油断させる。

 大半のNPCと同じで話しかけても残念ながら反応が無く、無視される。
 エフェクトを使っても別に変わった反応は返してくれない。
 しかし、部屋の電気を消すことで非常に低確率でウボァ化し、
 多くのプレイヤーにトラウマを残すこととなる。

 モノ子やモノ江と並び、まともな外見の女の子であり、
 その特徴的なステージとウボァ化から、人気の高いキャラである。

* 考察

 比較的多く見られるのは、ポニ子は窓付きの友達だったが、内心は
 窓付きのことを嫌っており陰口を叩いていた、窓付きはそれを偶然
 聞いてしまい、信じていた友達に裏切られたショックがウボァとして
 夢に出たのでは、とする説。
 この解釈はほとんど穴が無く、かなり納得がいく。

 また、少し違う方向として「電気を消すとウボァ化」に焦点をあて、
 友達のポニ子が実は同性愛者で、ポニ子の家にお泊りして眠るときに
 ポニ子に(性的な意味で)襲われ、友情に亀裂が入ったのでは、とする
 解釈もある。こちらも上記同様、理解しやすい。
 個人的にはエロエロプリンなポニ子が好きなのでこちらを推したい(?

 少数意見だが、窓付きのお腹の中の子供ではないかという考えも。
 浅瀬の世界を羊水で満たされた子宮と考え、浅瀬の世界、なにより
 ポニ子の部屋がゆめにっきで最も過ごしやすい環境であることから。
 しかしウボァ化するのは堕胎の暗示だろうか。

 薙はポニ子は窓付きの親友の1人だったと見ている。
 窓付き、モノ子、ポニ子と仲良しだった3人。
 しかしモノ子の死をきっかけに精神を病んだ窓付き。
 ポニ子は彼女を心配していたが、何らかの理由で窓付きに会えずにいた。
 一方、窓付きも対人恐怖症になった後もポニ子だけは信用していた。
 しかし精神的に弱っていくうちに、ポニ子にも疎んじられるのでは、と
 疑念を抱くようになってしまった。それでもポニ子なら友達で
 いられる、やっぱり無理かも、と葛藤するうち、ついに窓付きは
 ポニ子をも自ら裏切ってしまう。その瞬間、夢の中のポニ子は
 ウボァ化してしまった、という考えである。

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マイルーム

* 概要

 現実の世界と夢の世界にそれぞれ存在する。
 両者に家具の配置や色彩などの違いはほとんどないが、ファミリィゲームは現実にしかない。

* 考察

 現実の窓付きを知るための数少ないヒントの1つ。
 若干、じゅうたんの模様が女の子の部屋らしからぬ空気を放っている気がする。

 また、部屋だけでなく、家も独特の雰囲気に包まれており、現実世界はBGMが一切ないうえに
 ベランダからの景色は他に人が住んでいるとは思えないほど閑散としている。
 マイルームはかなり高いところにあるようだが、そんな高い建物が建つなら
 近くにもっと人がたくさん住んでいておかしくないはずなのだが…

 また、あの建物、あまりに細長すぎる。
 ベランダから見て「隣の部屋」が存在しないのはあんまりだ。

 こうして冷静に見ていくと(揚げ足取りとも言うのかもしれない)、現実世界も、
 「本当にこれ現実か?」と疑われてもおかしくない世界である。
 建物の構造云々は抜きにしても、ベランダから見る空の美しさは、世界は滅んでしまって
 窓付きの家以外に何も存在していないのではないか、というくらいの恐ろしさと寂しさを感じる。

★まじょ★

* 概要

 エフェクトの1つ。窓付きが三角帽子などを着け、魔女の姿になる。
 テンキー1でほうきにまたがり空を飛ぶが、低空飛行で障害物は越せず、
 行動範囲や移動速度も変わらないので基本的には役に立たない。
 しかし空中散歩イベントを見られる貴重なエフェクトでもある。

 個人的に一番取得しにくいエフェクト(地獄を通る必要があるため)。

* 考察

 空中散歩イベントのためにあるのでは?というくらい空中散歩イベントが
 印象強く、魔女そのものに関する考察は見かけないし思い浮かばない。

 窓付きはいじめっこを呪い殺すために、黒魔術のようなものに手を出した。
 普通ならこんなものは成功するはずはないのだが、窓付きには余計な才能があり、
 2匹のかえる、包丁で切り落とした猫の生首などを使った黒魔術は見事に成功。
 いじめっこのクラスメイトを呪い殺すことに成功する。
 しかし同時に、窓付きが黒魔術をしていたことがバレてしまい…
 ごめん無理がある

窓付き

* 概要

 ゆめにっきの主人公。
 三つ編みのおさげを2つさげた女の子。
 ゲーム中では一部のエフェクトを除き、現実世界を含めて常に目を閉じているが
 ★ゆきおんな★を使うことで目が赤くなるので、薄目なのではとの解釈もある。

 何らかの理由で部屋から出ることができず、ゲーム中での行動範囲は
 部屋、ベランダと夢の中に限られる。

 年齢に関しては、外見やエフェクトから小学生くらいとの意見が最も多いようだが
 中・高・大学生、さらには成人して子供を産んでいるとの解釈もある。

* 名前の由来

 窓付きという名前はメニュー画面に表示されるもので、恐らく正式名称だが
 名前としてはかなり不可解なものである。いくらか解釈はあるが、
 本名ではなく、あだ名だという考えが大半のようだ。

・madotukiを逆から読むとikutodam(行くとダメ)になる。
 どこに行くとダメなのかは分からないが、とにかくダメらしい。

・ユメニッキをかなり崩すことで「マドツキ」となる
(ユメニッキ → マメニッキ → マドツキ)。
 彼女がつけていた夢日記に書いたユメニッキという文字が汚かったのでマドツキと読まれ
 名前と勘違いされた、など。

・彼女の服にプリントされた窓(の模様)から来た名前である。

・その他、部屋に大きな窓があるから、本名を略したあだ名である、など諸説

* 背景

 ゆめにっき考察の核ともいえる部分、現実世界での窓付きとは何者なのか。
 最も意見の分かれる部分でありどれもが正解だが、ほとんどが
 窓付きは辛い境遇にあるという点で共通している。
 以下の考察が複雑に絡み合った考察も存在するので、別の考察とせず読んで欲しい。

・いじめられっ子説
 窓付きは学校でいじめられているのでは、とする説。
 しばしば、★ウンコヘアー★が虐待の内容を示唆すると言われる。
 いじめっ子は鳥人間というのが多いが、ロングヘアーやブロンドの子だったり、
 モノ江に無視されていた等の考察も。

・交通事故説
 ★しんごう★絡みのイベントから、窓付き本人、あるいは周囲の人間が
 事故の被害者なのでは、という説。この場合、事故の被害者はモノ子である
 という考えが最も多いようだ。窓付き本人が事故にあい脳に障害を負った、
 または昏睡中であるなどの解釈もある。

・病んでる説
 何らかの理由で精神を病んだため、悪夢ばかり見るようになったとする説。
 ほとんどの考察では窓付きは精神を病んでいるか相当追い詰められており
 精神的に健康な窓付きはほとんど見かけない。
 精神を病んだ理由などを絡めて、他の説と一緒に語られる場合がほとんどで、
 窓付きは生まれつき頭がおかしかったんだよ、という考えは比較的少数。
 病んだ理由は、いじめや事故の精神的ショック、脳障害など。

・引き篭もり説
 何らかの理由で部屋に閉じこもるようになったという説。
 病んでる説と同じく、他の考察と絡めて語られることが多い。

・監禁説
 監禁されているので部屋から出られないという説。
 現実逃避のために夢を見るようになったとか。
 なぜ監禁されているのに窓ががら空きなのか、
 なぜゲームなどの娯楽が与えられているのか、など謎も多い。
 ゲーム中に「マイルーム」と明記されている以上、誘拐されたのではなく、
 自室に監禁されていることになる。となると、監禁しているのは親だと思われる。

・殺人者説
 窓付きは誰かを殺し、悪夢にうなされるようになったとする説。
 白黒世界の生首は窓付きの両親で、両親の首を切り落としたとか、
 首無しの一つ目巨人が窓付きの妹を孕んだ母親で、首を切り落とし
 腹を割いたとか。モノ子やモノ江を殺したとの考えも。

・夢トラベラー説
 窓付きは他人の夢の世界に入り込める超能力者だとする説。
 扉の1つ1つが、それぞれの人間の見る夢なのだろうか。
 狂気ばかりの夢に絶望しエンディングに至るとされる。
 なぜ部屋から出られないのだろう。

・性的な説
 レイプの被害者であるとする説。
 あるいは、援助交際をしていた、売春婦だった、など。

・夢遊病説
 窓付きは夢遊病を患っているという説。

・昏睡説
 窓付きは植物状態なのでは、とする説。
 自動的に、ゲーム中の現実は実は現実ではなく、夢中夢となる。

・夢中夢説
 実はゲーム中の現実世界も夢なのでは、とする説。
 窓付きが恐らく唯一助かる道であり、最も幸せで好意的な解釈。窓付きの希望。
 この場合、窓付きはエンディングを経て「本当の現実」に目覚めることとなる。
 しかしエンディングの物悲しい雰囲気とは、ややギャップが生じる。

・作者説
 作者であるききやま氏が、何らかの理由で自分をゲームのキャラクターにしたという説。
 作者も何らかの辛い境遇にあり、自分の分身である窓付きを殺すことで
 何かしらの決着をつけたかったのかもしれない。

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マフラー子

* 概要

 ブロックの世界にいる。
 帽子とマフラーだけが浮遊した透明人間のようなキャラクター。
 この状態では性別も何も分からないが、★しんごう★を使うことで全身が映され、
 前髪が長く顔は隠れているが赤いスカートをはいた女の子だと分かる。

 話しかけることで、同マップの特定の場所にランダムでワープしてくれる。
 このとき、運がよければ白黒の世界に繋がる扉へ連れて行ってもらえる。
 それ以外は脱出不能の高所になるが、マフラー子も一緒に居り、
 もう一度話しかけると地上に戻してもらえる。このとき
 マフラー子と離れ離れになってしまうが、★ぼうしとマフラー★を使い
 ゆきだるまになった状態で話しかけるとマフラー子と同じ場所に戻れる。

* 考察

 考察できるネタが少ないのか、あまり考察されているのを見かけない。

 しかし、あの広大なブロックの世界において唯一のキャラクターであるため、
 他のどのキャラクターよりも孤独を感じるキャラクターである。

 薙はどうも、あのワープが、マフラー子にとっての「遊び」のように感じる。
 今まで1人だったマフラー子が窓付きという遊び相手に出会ったので、
 自分のテリトリーであるブロックの世界を色々と案内してくれたり、
 窓付きではいけないようなところに連れて行ってくれたのかもしれない。
 しかし、マフラー子には、友達とあまり長く遊んではいけない理由があったのかも。
 親が門限に厳格だったとか。

 そこで、ゆきだるまだ。
 友達とあまり遊べなかったマフラー子は、庭でゆきだるまを作って1人で遊んだのだ。
 ゆきだるまとなら、時間を気にせず遊べる。
 窓付きにとって、ポニ子やモノ子のようにたくさんは遊べなかった、親友と呼べるほど
 仲良しにもなれなかった、けれど大事な友達の1人だったに違いない。

 強引にきれいにまとめてみたけど、どうっすか。

水溜りの世界

* 概要

 扉の部屋から行ける世界。真っ暗だが、暗闇の世界と違い窓付きの姿は見える。
 また、地面には水溜りが散在しており、水溜りには月が映る。
 キャラクターは1人も居ないし、オブジェクトもほとんど存在しない。

 関連項目は★かさ★、樹海など。

* 考察

 薙がなるほどと思ったのは、リアルな描写の夢は、
 窓付きが実際に体験した夢ではないか、というもの。
 確かに、そんな気はする。
 であれば、窓付きは周りに何も無い場所で、何も見えない闇夜の中を徘徊したことが
 あるということになるが…何か目的があってそうしたとは思えないが、
 精神的に辛くなり、現実逃避のためにそんなことをしたような気はする。

 まだはっきりとした考察はできていないが、他の世界と比べると
 イベントも何も無いわりに考察のしがいのある世界ではないだろうか。

ムリ

* 概要

 エフェクトを使える条件が整っていない時にエフェクトを使おうとしたときなど、
 「ダメ」か「ムリ」がランダムで聞ける。

 ちなみに、右のスピーカーから聞こえる。

* 考察

 考察も何も、言葉通りの意味である。

 ただ「このままではエフェクトが使えないよ」というだけであって、
 進行上の理由で(怖くて進めないなどで)窓付きがダメムリと拒絶することはない。

目玉の世界

* 概要

 扉の部屋から行ける世界。
 目玉がそこらじゅうに転がっているが、実際は目玉だけでなく、床から腕が生えていたり
 脚が跳ね回っていたり、場所によっては口もあったりする。

 「★ほうちょう★で刺して傷が残るのは火星さんだけではない」
 というようなことを火星さんの項目で書いたけど、ここの目玉も刺しても消えず、
 血を流すのみである。
 また、★ほうちょう★を構えていると、脚が面白い反応をする(初見は驚くだろうが)。

 関連項目は★めだまうで★など。

* 考察

 扉の部屋から行ける世界としては一番狂気的で、プレイヤーから恐れられている場所。
 薙としては蝋燭の世界のほうが苦手だな。

 単なる「狂気、恐怖の象徴」として存在しているようで、この世界自体にはあまり
 意味が無いように感じられる。ただ、目というものに関しては考察の余地がありそうだ。

 ゆめにっきは全体を通し、目が強調されている。
 目しかないキャラクター、目が異様に大きいキャラクターなど…
 顔の無いキャラクターがけっこう多いにも関わらず、目が際立っているキャラクターが多い。

 これは窓付きが世間の、人の視線を恐れていたからではないかと考えている。

メニュータイプチェンジ

* 概要

 デパートの、★ふえ★の部屋の入り口にて発狂鳥人間に話しかけると
 ★メニュータイプチェンジ★と表示され、メニューの文字が真っ赤になる。
 両側が★で囲まれているがエフェクトではない。

 話しかけなおすと、元に戻せる。

* 考察

 このイベント自体に意味があるのか、の考察は見たことが無い。

 また、薙が気になるのは、なぜこのイベントは発狂鳥人間が仕切っているのか。
 発狂鳥人間でなければならない理由があったのだろうか。
 唯一、襲ってこない発狂鳥人間…いったいなぜなんだ!

モノ江

* 概要

 白黒の世界にいるロングヘアの女の子。
 あるデーブを刺すと会えるようになる(★ほうちょう★がないと会えない)。
 話しかけると画面に笑顔のアップを映し、次の瞬間には居なくなっている。
 マップを探索するとまた会えるが結果は同じ。
 その独特の笑顔は、様々な解釈を想起させる。

 名前はファイル名から来ているので、公式名として差し支えないだろう。

* 考察

 「モノ子の姉」という解釈が多い。
 比較的少数だがモノ子とは同い年の同級生という考えも。
 この場合は、窓付き、モノ子、モノ江、ポニ子の4人が同年代のことが多い。

 なぜ笑顔の直後に消えるのかについては諸説ある。

 比較的多いのは「話しかけても逃げられる」という解釈。
 そういういじめを受けているとか、いじめから助けを求めるが
 誰も手を差し伸べてくれない様子だとか。

 白黒の世界自体が死をイメージさせることから、すでに他界しているとの説も。
 顔のアップは遺影のイメージだろうか。

 窓付きが産んだ子供であるとの意見も見かけた。
 その考察では、窓付き自ら彼女を殺したらしい。

 薙としては、やはりモノ子の姉と考える。
 モノ子の事故死以後、姉であるモノ江は妹の死を克服し、気丈に振舞った。
 しかし窓付きは友人モノ子の死後、PTSDを発症する。
 辛い思いをしている窓付きを心配する優しいお姉さん、それがモノ江。
 しかし窓付きは事故でモノ子が死に、自分だけが生き残ったことで
 「モノ江に恨まれているのでは」と疑心暗鬼になっており、モノ江の顔を
 直視できず、すぐに目を逸らし逃げてしまう。
 つまりモノ江が消えるのではなく、窓付きが立ち去ってのあの描写だと解釈した。

 余談だが、某所では死体さんとのカップリングが非常に多い。
 モノ江と死体さんがそれぞれ、美女、美男ポジションでつりあうからだろうか。

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モノクロUFO

* 概要

 白黒の世界にてある場所のデーブを殺し、近くのトンネルを通った先の
 行き止まりにある箱のようなものに入ると空を何者かが飛びまわる。
 箱から出るとUFOは消える。その構造上、窓付きからは生首が見えないものと思われる。

 また、UFOと書いたがその実態は生首であり、大人の女性らしき顔と、頭の剥げた男性らしき顔、
 どちらも苦悶の表情を浮かべ、首から血を流している。

* 考察

 比較的多く見られる考察として、あの生首2つは窓付きの両親であるという説がある。
 窓付きは両親の首を切り落として殺害しており、窓付きがモノクロUFOを見ることができないのは
 すでに両親が他界しているからだとも、壮絶な死に様を直視することが出来なかったのだとも言われる。

 この考察自体に穴は無さそうだが、窓付きを殺人者にしたくない薙はあまり指示したくない説である。

 このモノクロUFOに到達するまでに、炎のような背景や巨大な腕や脚のオブジェが存在しており、
 強引な見方をすれば事故現場ととらえることもできなくはない。そうであれば窓付きの両親は
 事故で首がちぎれて死んだという凄惨なる解釈も可能ではある。

モノ子

* 概要

 白黒の世界にいる女の子。
 トンネルのような場所をうろついている。
 背景が黒くて分かり難いが、平時はごく普通の女の子である。
 しかし★しんごう★を使用すると腕が枝分かれし、頭にも腕が生え、
 目や口から汁を垂れ流す異形に変化。話しかけるとそのグラフィックが
 軽快な音楽とともに画面に映し出される(ドンドコやズンドコと呼ばれる)。

 名前はファイル名に存在し、公式名とみて間違いないだろう。

* 考察

 ★しんごう★で異形に変化する描写から、信号無視による交通事故で
 轢死したというのが大多数の解釈のようだ。
 その姿は、事故のときの肉体の損傷がイメージになったのだろう。

 少数意見だが、水子という解釈も存在する。
 窓付きの娘か、窓付きの妹か。トンネルは産道の描写だろうか。

 どの解釈にせよ、窓付きにとってかなりの重要人物であった半面、
 もう会うことの出来ない存在というのは概ね合致しているようだ。

 薙の解釈においても、事故で死亡し、その壮絶な死に様から
 窓付きにトラウマを残した人物という立ち位置である。
 「ゆめにっき」のはじまりのキッカケとなった人物。

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森の世界

* 概要

 扉の部屋から行ける世界。
 マップに樹が散在しているというよりは、樹で通路ができている、と言ったほうが
 近いかもしれない。比較的、閉鎖的なマップである。
 各所におばけ(2種類)がおり、チェックすると取り憑かれるが、別にデメリットはない。

 上下はループしておらず、左右にだけループしている。

 ★かえる★を入手できるが、★かえる★は別ルートにて樹海でも入手でき、
 ★かえる★以外に何かあるとすれば、顔絨毯広場から地獄に行けるくらいで、
 地獄もやっぱり随所から行けるため、実は来る必要のないマップだったりする。

 関連項目は★かえる★、顔絨毯広場。

* 考察

 恐怖の象徴の1つだろうか。
 他の世界においてもそうだが、ゆめにっきは人間、特に子供が怖いと感じる世界が多い。

 夜の森もそうした恐怖を駆り立てるものの1つだが、何を意味するのか。
 窓付きの心情を表す一助になっているだけなのだろうか、それとも森に意味があるのか…

★ゆきおんな★

* 概要

 雪の世界で手に入るエフェクト。
 窓付きが雪女となり、マップに雪が降るようになる。
 セコムマサダ先生に繋がる通路の炎を消すことが出来る。
 また、雪を降らせた状態で★ぼうしとマフラー★を使えば雪だるまになれる。

* 考察

 考察が非常に少ないエフェクトの1つ。
 残念ながら今の薙にも何も思い浮かばない。

雪の世界

* 概要

 扉の部屋から行ける世界では最も恐怖を感じない世界。
 雪が降り積もっており、樹があちこちに見られるほか、かまくらも散在している。
 一応★ゆきおんな★があれば雪を止ませることも出来る。

 ちなみに、ここのベッドに眠りベッドの中に世界へ行くと雪が降ったままとなり、
 ★かさ★や★ゆきおんな★が無くともセコムマサダ先生に会うことが出来る。
 ★ウンコヘアー★も取れるため「エフェクトが無いと取れないエフェクト」は存在しないことになる。

 関連項目は★ゆきおんな★、かまくら子、浅瀬、ベッド、など。

* 考察

 落ち着いた世界であるが、雪という情景から寒さ、つまり窓付きの心が
 冷え切った様子を表しているのではないかとも感じられる。

 まだこの世界に関する考察はあまり見かけない。

ゆめにっき

* 概要

 ききやま氏が製作したフリーゲーム。
 暗い雰囲気の夢の中を歩き回るゲームと説明されているが、
 エンディングのためには各所のエフェクトを収集することが目的となる。

 また、夢日記とは、字の通り、見た夢の内容を綴る日記である。
 この項目に限らず「ゆめにっき」と「夢日記」は別物として扱うが
 両者の解説はまとめてこの項目で行う。

* 考察

 窓付きが夢日記をつけるようになった理由はプレイヤーの間でも、
 あまり語られない。窓付きが精神的に追い詰められているという考察では
 助けて欲しい、悪夢ばかり見て辛いという思いを誰かに伝えるべく
 書いているのではというような雰囲気であるようだ。

 また、変わった考察として「ゆめにっき」という1つの都市伝説が
 窓付きの周辺で存在していたのでは、とする説も考えた。

 ある日、マイルームには1冊の夢日記が置かれていた。
 家族の誰もそんなものは買っていないという。
 気味が悪かったが、まだ使えるようだし、捨てるのももったいないので
 とりあえず部屋に置いておく事にした。

 その日から、窓付きは悪夢にうなされるようになった。

 毎晩のように悪夢を見るようになった窓付きは、あの夢日記が原因ではと考え、
 夢日記をベランダから投げ捨てた。これでぐっすり眠れる。
 窓付きは安心してベッドに潜りこんだ。

 そしてやはり悪夢を見た。

 飛び起きた窓付きが机の上に見たのは、捨てたはずの夢日記。
 どうしてここに…?

 もしかしたら夢日記をつけて…最後までつけたら悪夢は終わるかもしれない。
 直感的にそう感じた窓付きは夢日記をつけはじめた。

 それから毎日、悪夢を見た。
 朝も夜も関係なく眠り、夢日記をつけた。
 部屋から一歩も出ず、何かに取り憑かれたように夢日記を書き続けた。

 そして最後のページに夢日記をつけようとしたとき、窓付きは
 最後のページだけが白紙ではないことに気が付いた。

 最後のページに何が書かれていたかは窓付きにしか分からない。
 最後のページを見た窓付きが何を思ったかは誰にも分からない。
 窓付きは最後に…ベランダから飛び降り、この世を去った。

 …

 勢いで書いてしまったけど、こんなんで納得できるんだべか。
 この考察の楽なところは、ゆめにっきの世界やキャラクターに関する考察は
 無くても話が通ってくれるところやね。

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落書きの世界

* 概要

 扉の部屋から行ける世界の中では最も、怖いというより狂気を感じる世界。
 どういう関係があるのか★じてんしゃ★が手に入る。
 落書きの世界というのは、流れている背景のことではなく、床の模様(タイル)を
 遠くからみることで1つの絵のように並べられていることからきている。
 攻略サイトなどで見られるので、一見してみると良い。

 キャラクターは1人もいないが、デパートに繋がるのでその点では重要。

 関連項目は★じてんしゃ★、デパート、トイレ。

* 考察

 子供がクレヨンで描き殴ったようなデザインの落書き。
 無邪気ゆえの残酷さというやつだろうか。そうだとすれば、この世界は
 幼い頃の窓付きに関する何かの表れだろうか?

 幼い頃は自転車にうまく乗れない。

 …細かい考察は面倒なので、あなたがたに委ねたい。お願いします。

蝋燭の世界

* 概要

 扉の部屋から行ける世界。あちこちに火のついた蝋燭が並んでいる。
 ★ほうちょう★で蝋燭を刺すと火が消える。

 関連項目は★こびと★、神速鳥人間など。

* 考察

 薙はこの蝋燭を命だと考えている。
 誰の命というわけではないが、★ほうちょう★で刺すと炎が消えるのはそういう表現だろう。

 となると、鳥人間がなぜこの世界で神速となるかも薙の考察では説明がつく。
 詳しくは鳥人間、神速鳥人間の項目にて。

★ロングヘアー★

* 概要

 エフェクトの1つ。窓付きがロングヘアーになる。
 外見が変化するだけで、テンキー1も座るだけなのは通常の窓付きと変わらない。
 なぜか壁画の世界の大口の化け物から入手できるが…。

* 考察

 大きく分けて「ロングヘアーは窓付きの(未来や過去、あるいは理想の)髪型である」という説、
 「ロングヘアーの人物が窓付きとは別に存在していた」説がある。

 薙が思うのは後者で、恐らくは窓付きをいじめていた人物。
 同様に★ブロンド★も窓付きをいじめていた人物だと考えている。
 なぜ大口の化け物から入手できるのか、なぜその周囲に血溜りがあるのかについてだが、
 恐らく窓付きがいじめっこたちに対して「死んでしまえばいいのに」という恨みが
 あの化け物を生み出し、夢の中でいじめっこたちを食べてしまったのではないか。

 ただ、それをなぜ窓付きがエフェクトとして身に着けようとしたのかは明らかでない。
 この考察は、前者の「ロングヘアーは窓付きの憧れ」説のほうが上手く説明できるようだ。

 このエフェクトは比較的考察しやすく、考察の幅も広いので皆も考えてみてはいかが?

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